
フレグランスって何だろう?
よく耳にするけどいまいちよく分からない!
このように、「フレグランス」について漠然としたイメージをお持ちではありませんか?
この記事では、そうしたモヤモヤを解決する内容をまとめています。フレグランスの知識を身につけて、生活の一部に取り入れてみましょう。
フレグランスとはそもそもどういう意味?

そもそもフレグランスって何だろう、フランス語なのかな。とお考えの方が多くいることでしょう。
フレグランスとは、化粧品や香水などの香料製品のこと全般を指します。さまざまな香りのフレグランス商品があるため、お気に入りの商品を見つけるのも一苦労するかもしれません。
「香水」との違いとは
フレグランスとは、英語で「芳香」や「香気」という意味です。香水はもちろん、芳香石鹸や香り付きのボディーローションなどもフレグランスの一部に当たります。芳香剤や香るスティックタイプのものは「ルームフレグランス」と呼ばれ、ボディケアに使う製品は「ボディ用フレグランス」と呼びます。
香水は4種類に分けることができます。
フレグランスとは英語(fragrance)で香水を指し、香りによって自分の魅力をさらに高める化粧品のことです。時間が経つと香りがグラデーションで変わっていくのを楽しむこともできます。
芳香剤や香るスティックタイプのものは「ルームフレグランス」と呼ばれ、ボディケアに使う製品は「ボディ用フレグランス」と呼びます。
また、香水は香りが続く時間によって名前が変わるのも特徴的。好きな香りだけでなく、香りの持続時間も基準になるのが香水を選ぶポイントです。
- ここがポイント!
フレグランスの選び方

香りの種類とともに色んな種類があるフレグランス。そこで日常生活にどうやってフレグランスを用いていったらいいのか、その選び方について細かく解説していきます。
使用用途を明らかにする
最初に何の目的でフレグランスを使うのかをイメージしてみると良いでしょう。
お部屋に香りを付けたいということであれば「ルームフレグランス」になります。お風呂上りに付けるボディクリームに香りをつけてリフレッシュしたいということであれば「ボディ用フレグランス」を選んでみると良いです。
また、その日をいつもと違う気分で挑みたいのであれば、お気に入りの香水を付けると良いでしょう。例えば気分を落ち着かせたいのであれば、ウッディ系の自然な香りのフレグランスを用いるのがおすすめです。
香り・香料の割合・香りたちについて知る
フレグランスには様々な種類があるので、ある程度の香りの種類や香料の割合による変化、香りたちの違いについて知っておくと使い分けがしやすくなります。
フレグランスは付けたあとの時間経過によっても徐々に香りが変わっていきます。この事実を踏まえたうえで、お店の店員さんにおすすめを聞いてみると、より効果的に参考にすることができるでしょう。
実際に使ってみる
フレグランスは、たとえ同じ製品であっても付ける人が違えば香りも変わってきます。人それぞれの体温がありますし、気候や季節の影響もあります。お店で良い香りがすると思って購入しても、使う場面やその日の気分によって「なんか変な感じがする」と思う場合もあるかもしれません。
そのために、いくつかのフレグランスの香りを持っておくと良いでしょう。
実際に使って試しながら、その日の気分や気候に合わせたフレグランスを選ぶのがおすすめです。
フレグランスの種類

フレグランスには沢山の種類があることをお分かりいただけたことと思います。そこで具体的にどのような種類があるのか解説していきますね。
種類の内容は、ただ香りの原料が違うだけでなく、成分の割合や、時間経過に伴う香りの変化も含みます。
フレグランスの香りの種類
フレグランスの香りはなんと約650種類もあります。
その数多くある種類の中でいくつかの香料を混ぜ合わせて作られていきます。いくつかの系統の例を挙げてみると、下記のようになります。
フローラル系 | 香り高い花をイメージした香り |
---|---|
シトラス系 | 柑橘系をイメージした香り |
ウッディ系 | 樹木をイメージした香り |
フルーティ系 | フルーツをイメージした香り |
スパイシー系 | 香辛料をイメージした香り |
アクアティック系 | 海をイメージした香り |
上記のように、様々な香りを試してみて自分に合うものを探してみてくださいね。
フレグランスの香料割合による分類
フレグランスは主にアルコールに香料を溶かして作られており、この作業の中でアルコールに含ませる香料の割合を「賦香率(ふこうりつ)」と呼びます。
この賦香率によって5種類のタイプのフレグランスに分けることができますが、持続時間や特徴・用途が変わっていきます。
先述しましたが、賦香率によって下記のとおり分かれるため、覚えておくと良いでしょう。
- パルファム(パルファン):5~7時間香りが続く【賦香率15~30%】
- オードパルファム(オードパルファン):4~6時間香りが続く【賦香率8~15%】
- オードトワレ:3~4時間香りが続く【賦香率5~8%】
- オーデコロン:1~2時間香りが続く【賦香率3~5%】
- オーデサントゥール:1時間ほど香りが続く【賦香率1~3%】
どの種類に該当するのかは、フレグランス本体に書いてあるか、購入の際に付属されていた箱などに書いてあることが多いです。
フレグランスの香りの段階
時間の経過とともに香りが変化していくことが特徴の一つです。このことを「香り立ち」などと呼びますが以下の3段階に分けることができます。
- トップノート(シトラス系やウッディ系):付けてから5〜10分ぐらいに香る
- ミドルノート(フローラル系やグリーン系):付けてから30分~2時間ぐらいに香る
- ベースノート(スパイシー系やオリエンタル系):付けてから2時間以降、香りが消えるまで
上記の様に、スッキリとした香りはすぐに香り立ち、すぐに消えるのに対して、個性的で深い香りは時間をかけて香りたち、その上香りの持続性があるなどの特徴があります。
フレグランスの使い方

それでは、実際にフレグランスの使い方に関して解説していきます。
使い方によっても様々な役割を果たすことができるフレグランス。その特徴を上手く活用しながら、フレグランスのより効果的な使い方をマスターしてみてくださいね。
ポイント1:清潔な素肌に付ける
基本的にフレグランスは清潔な素肌に付けると良いでしょう。なぜなら、汗などをかいた肌にフレグランスを付けると、体臭と混ざってしまい、香りが変わってしまうからです。
特にお風呂上がりの清潔な状態かつ、より温もりを生じている肌につけると効果的です。
また、衣類等につけるとシミなどの原因になってしまうので注意が必要です。
ポイント2:外出の30分前を目安に付ける
フレグランスを付ける一押しのタイミングは、出かける30分くらい前を目安にすると良いでしょう。肌にフレグランスを付けると、時間が経つにつれて「トップノート」、「ミドルノート」、「ベースノート」と香りが変化していきます。
何の香りを表現するか選ぶ
会議、デート、女子会などのシーンにもよりますが、どんな香りを演出したいかをイメージすることも重要なポイントになっていきます。
また、気分は下がっているけどやる気を出したい感じ、今日はしっぽり過ごしたいといったご自身のイメージに伴った香りがあるので、それらに沿ったフレグランスを選ぶと良いでしょう。
フレグランスを付けるおすすめの場所

フレグランスは付ける場所によって、それぞれ違う役割を発揮します。
「なんとなくここに付けている」という程度に済ませてはいませんか?
改めて部位によって発揮する内容を解説していきますので、参考にすると良いでしょう。
基本的な付け方と場所
フレグランスを付ける基本的な場所としては、肩・ひじ・ウエスト・手首・ひざ・足首・太ももがあります。 フレグランスは、身体の下の方に付けるのが比較的に上品に香ることが期待できます。
体温がどちらかというと高い方は香りが広がりやすく、体温が低い人は広がりにくい傾向があります。また、ビジネスシーンなどで香りが強いものを好まない方がいらっしゃる場合もあるので、周囲への配慮も忘れないようにすると良いでしょう。
ポイント1:上半身
よく動かすひじの内側や手首、肩、胸などの上半身に付けると、動かすたびに香りがふんわりと上品に広がることができます。
耳の裏やうなじには太い血管があり、身体のどの部位よりも比較的体温が高いため、香りが広がりやすくなります。
ただ注意点として、体調がすぐれない時は香りに敏感になるので、鼻といった場所に近いところには付けない工夫をすると良いでしょう。
ポイント2:ひざや太ももの内側・ウエストの内側
そこまで香りを広げずに、程よい程度に香りを楽しみたい場合は、ひざや太ももといった体温が比較的に低い部位がおすすめです。ウエストの内側に付けると、ゆっくりと時間をかけてフレグランスの香りが立ち上ります。
また、フレグランスは時間が経つと共に下から上へと香りが移動する性質があります。
ポイント3:足首
足首は、ほのかなフレグランスの香りを楽しむのに適切な箇所です。
足首は体温が保たれているので、香りが強くなりにくく、広がりにくいのが特徴的。
フレグランスを味方にしてより健やかな毎日へ
フレグランスには沢山の種類があり、使い方によって発揮する役割も変わることをお分かりいただけたことと思います。
フレグランスを味方につけて、上手く活用しながらより健やかな生活に活かしてくださいね!