「フレグランスを少しでも効率的に活用したい」「フレグランスの使い方がいまいちよくわからない」「フレグランスの効果を知りたい」とお考えのあなたに必見です。この記事を読めば脳科学に基づいたフレグランスの効果を具体的に説明していきますので活用法を知ることができます。是非最後までお読みになって、日常的に取り入れてみて下さいね。

嗅覚と脳の関係とは

フレグランスは主に香りに作用しますが、これを察知する嗅覚と脳は実は深い関係性にあります。ここでは人間の嗅覚に関して詳しく解説していきます。ここを理解しておくだけでもフレグランスを日常的に上手く取り入れられる様になっていきますので、その未来を想像しながら読み進めると良いでしょう。

哺乳類で最初に発達したのは嗅覚

実は哺乳類の臓器の中で一番目に発達したのは嗅覚です。引用元:鋤鼻器 – Wikipedia なぜなら生きていくうえで嗅覚を通してエサを求めたり、危険を察知して非難したりしていたからです。そのため、我々人類にもその記憶が脳に刻まれています。美味しそうなニオイに惹かれたり、危険なニオイがしたらそわそわするのもその名残の一つです。

記憶に関係している海馬がリンクしている

洗剤や香水の香りも、人を惹きつけるものの一つになります。それには、香りの情報を察知する偏桃体と、記憶を作る海馬とが強くリンクしているからです。引用元:_pdf (jst.go.jp)このことから、我々は母親から生まれて抱っこされている心地いい記憶と、その時に嗅いでいた香りがリンクし、イコール大好きな香りとなるのです。また、楽しい時に嗅いでいた香りを別の日に嗅ぐことでその記憶を一気に思い出すことができますし、良い香りであるとリンクすることができます。良い香りのする人や場所に思わず近づきたくなるのは人間の本能であることがここから分かりますので、この作用を上手く活用すると良いでしょう。

いい香りがする方がモテる?!

イメージしてみてください。顔はとても整っていて美人ですけど香りが残念な女性と、そこまで美人というわけではないが香りが良い女性。あなたならどちらをより魅力的に感じますでしょうか。ここでは、その様に判断してしまう原理を紐解いていきます。女性陣の皆さんも男性陣の皆さんも以下の解説を是非ものにしてフレグランスを味方につけていくと良いでしょう。

良い香りのする女性と何もつけていない女性

ある人がその人が美人かどうかを判断する際に、人によってそれぞれの判断基準はあると思いますが、香りもその判断基準の一つに当てはまります。これも脳が香りによって判断を鈍らせることに関与しています。嗅覚はどうしても人の脳に大きくリンクしているので、何もしないよりは良い香りをする方に寄せられるので、このことを上手く活用して日常的に取り入れてみると良いでしょう。

仕草+香りで好感度を上げる

人の脳は、視覚とバランスのとれた香りがあると、良い情報であると判断します。我々も美味しそうなものに見えても嫌なニオイがすれば食べる気を失いますよね。ということは、清潔な香りと清潔な見た目であれば好感度がアップすることは間違いないです。ここでは調和が肝になる部分なので、見た目は清潔だがセクシーな香りがする、もしくはセクシーな見た目だけど清潔な香りがするといった不調和には美しさは感じにくくなりますので注意すると良いでしょう。

嗅覚を磨いて脳をバランスよく働かせよう

香りは相手に好印象をもたらすだけでなく、ご自身の脳にとっても良い作用をもたらします。これから、その主な効果について解説していきますので是非活用してみると良いでしょう。ご自身にとっても相手にとっても良い作用をもたらすということは一石二鳥になるので是非ものにしてみるといいでしょう。

香りが脳にもたらす効果

視覚と聴覚だけに頼る生活だと、大脳新皮質という部分だけが稼働している状態になります。そうすると感情や情緒のバランスを整える作用が乏しくなるため、不安やイライラを起こしやすくなります。脳をバランスよく働かせるためにも嗅覚を取り入れると良いでしょう。香りの情報は視床下部に伝わり、そこから自律神経やホルモン、免疫系に作用するため心身のバランスが整いやすくなります。そのため、香りを用いるということは感情をリセットするためにもとても有効的です。

鼻を利かせることで記憶力アップ

日頃から意識的に嗅覚を利かせることで大脳新皮質と深く関係する理性と大脳辺縁系と深く関係する感情のバランスを整えることができます。更に、香りで感情をリセットすることができれば、やる気があふれて勉強や仕事の効率を上げることができます。記憶力や作業効率が上がるので、是非とも日頃から活用していきたい方法の一つになります。

香りを暮らしに取り入れる

それでは具体的にフレグランスを暮らしに取り入れる方法を解説していきます。実は嗅覚だけに作用するだけではないフレグランスの力は様々なシーンで活用することができます。以下の項目から少しでもできそうなものがあれば早速取り入れてみると良いでしょう。

香りに触れる

香りは手軽に、頻繁に、ほのかに触れることがポイントです。そのため普段から身近に心地よいと感じる香りを意識し鼻を利かせることをおすすめします。その方法の一つとしてご自宅でハーブや山椒といったものを育てることがあります。葉を軽く触るだけでもほのかに香るものがあります。森林浴もとてもおすすめです。公園の場合は一時間ほど散歩でき、座って一休みできる場所を選ぶと良いでしょう。

食べたり飲んだりする

柑橘系であるミカンやゆず、すだち等は部屋に置いておくだけでもほんのりと香りが一面に広がるので、脳にとって良い刺激となります。更に、お酒やウィスキーにほんの少し柑橘系の果汁を入れるだけでも香りが相まって味わい深くなります。スパイスやハーブを使ったお酒をたしなむのもおすすめです。

香りを使ってみる

入浴の際につかうシャンプーや洗剤などに、樹木や葉っぱから抽出した香りのある日用品を取り入れるのもおすすめです。季節やシーンに合わせて、湯を張ったバスタブに柑橘系の果汁を入れたり、葉っぱや花を浮かせたりするのもおすすめです。スキンケアの際にもハーブを取り入れてみるのもおすすめの一つです。

香りを漂わす

普段から持ち歩くハンカチやティッシュにアロマオイルをたらしておくのもおすすめです。アロマオイルは植物から香りを抽出したもので、様々な香りを手軽に楽しむことができます。この香りを仕事の合間や、ふとした時に嗅ぐだけでも自律神経を整えることができますので是非試してみると良いでしょう。

フレグランスを用いてより良い生活にしてみては

フレグランスは香りだけのイメージが強かったと思いますが、この記事をきっかけに、様々な活用方法があるということをお分かりいただけたら幸いです。是非この記事を参考にに事情的にフレグランスを活用してより良いライフスタイルを築かれて見てくださいね。