
「最近、肌荒れが気になる」
「なんか吹き出物ができてるかも」
このように感じている方もいるのではないでしょうか?
私たちの体は、日々食べているものにより作られています。
そこでこの記事では、以下のことを解説します。
- 肌荒れを招く可能性のある食生活・食べ物
- 肌荒れ改善におすすめの栄養素
- 美肌にいい卵にある栄養素
- 卵による効果・より効果を引き出す時間
肌荒れに悩んでいる方、卵の効果に興味のある方にもおすすめの内容となっています。
ぜひ、今記事を読んで肌荒れ改善方法のヒントが少しでも見つかれば幸いです。
肌荒れを招く可能性のある食生活3選

肌は日々さまざまな刺激やダメージを受けています。肌トラブルに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そのような中で肌の状態を良くするために、まず行いたいのが食生活の改善です。
ここでは肌荒れを招く可能性のある食生活をみていきましょう。
- 食べすぎ
- バランスの悪い食事
- 水分不足
上記のことに気を付ければ肌荒れも良くなるのではないかと思われます。
では、1から順に解説します。
1.食べすぎ
ついつい側に置いてあるお菓子を食べてしまうこと、深夜の暴飲暴食など経験がある人が多いのではないかと思います。
食べすぎは胃腸に負担をかけて、肌荒れを起こす原因の一つになるでしょう。
そのため、まずはお菓子や食べ物を側に置かないこと、深夜の暴飲暴食を防ぐために晩御飯はなるべくしっかりとっておくといいと思います。
2.バランスの悪い食事
普段の食事はどのようにとっているでしょうか。
外食する人、コンビニやスーパーで買ってくる人、自炊をする人などそれぞれだと思いますが、どのような食事を取ってもバランスの悪い食事をしてしまう可能性はあります。
たとえば外食で同じものばかり食べていてはバランスを崩してしまうでしょう。
買ってくることも同じですし、自炊でも偏ったものばかり作ってしまってはいくら自炊とはいえ健康に良いとは言えません。
どの方法でも、バランスを考えて食事を取ってみることを意識するだけで違うと思われます。
3.水分不足
家にいる時間が長くなるとどうしても水分を取る回数が減ってくるのではないかと思われます。
しかし、水分は血管やリンパ管を通して酸素や栄養素を運び、老廃物を回収するなど循環を良くする働きがあるのです。
そのため、できるだけこまめに水分を取る癖をつけるといいと思います。
水分が足りなくなると、ターンオーバーの乱れにもつながってしまうでしょう。
肌荒れの原因になりやすい食べ物トップ3

どの栄養素も全て体に必要なものではありますが、過剰に糖分と脂質を摂ってしまうと肌荒れの原因となるでしょう。
このことを頭に置いて、日々口にするものを意識してみるだけでも違ってくると思います。
では実際にどのような食べ物が肌荒れの原因となるのかをみていきましょう。
- 脂っぽい食べ物
- チョコレート
- カフェイン・香辛料などの刺激物を含むもの
では1から順に解説します。
1.脂っぽい食べ物
脂っぽい食べ物と言えばよく言うのが「揚げ物」と「スナック菓子」だと思います。
たとえばスナック菓子は、ちょっとお腹が空いたときについつい食べてしまい、食べてみると満足感を得ることができるものです。
しかし、脂質がかなり多くあることから食べる機会が増えるとそれだけ脂質を摂ってしまう事につながります。
脂質を摂りすぎてしまうと皮脂の分泌が促され、吹き出物が出るなど肌荒れにつながってしまうのです。
揚げ物は油を多く使うことから高脂質になるでしょう。
このように脂っぽいたべものは肌荒れの原因の一つになるのです。
2.チョコレート
チョコレートはよく「ニキビができやすい」ということを聞いたことがあるのではないかと思われます。
しかしチョコレートの主成分であるカカオが、本当にニキビを作ってしまうのかはわからないといわれているのです。
そのため、チョコレートが本当に体に悪いかどうかはわからないところではあります。
ただ、今売られているチョコレートは糖質や脂質がとても多く含まれていることもあることから気を付けて食べる必要があるでしょう。
3.カフェイン・香辛料などの刺激物を含むもの
カフェインは抗酸化作用があるビタミンCを破壊する働きがあり、老化を促す働きがあるのではないかと思われます。
またカフェインと香辛料は刺激物のため、取りすぎると過剰な皮脂の分泌が増えるのです。
このことからニキビなど、肌荒れの原因になる事が知られているでしょう。
そのためカフェイン・香辛料などの刺激物も避ける必要があると思われます。
肌荒れ改善によるおすすめの栄養素

肌荒れ改善になる栄養素はたくさんありますが、その中でもおすすめの栄養素を見ていきたいと思います。
- たんぱく質
- 必須脂肪酸
- 食物繊維
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンA
- ビタミンE
では1から順に解説します。
たんぱく質
たんぱく質には肌が健康な状態を保つための栄養源として重要な役割を担っています。
肌に良いだけでなく、たんぱく質は健康な体を維持するために重要な栄養素でしょう。
働きとしては肌、血液、筋肉、骨などの体を構成する細胞を作る素になります。
たとえば肉、魚、牛乳、チーズ、卵、植物性のものでは大豆を使った豆腐、納豆などに含まれているのでぜひ参考にしてみて下さい。
必須脂肪酸
必須脂肪酸は肌の乾燥を防ぐ役割があります。
健康に欠かせない栄養素の一つです。
また必須脂肪酸は脂溶性ビタミンと一緒に取ることで、脂肪性ビタミンの吸収率を高める働きがあります。
必須脂肪酸は人間の体内で作られないため、どうしても不足しがちな栄養素です。
そのため、できるだけ意識して取るようにするのがいいと思われます。
たとえば青魚、えごま油、ごま油、豚レバー、くじらなど他にもさまざまなものに含まれているので探して食べるようにするといいでしょう。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
食物繊維
食物繊維は腸内環境を整えることでニキビの原因となる便秘を防ぐ役割があります。
便秘は肌荒れに直結するといってもいいでしょう。
それだけでなく、糖質の吸収を抑えることや乳酸菌を活性化させる効果もあります。
食物繊維は2種類、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、両方をバランスよく摂ると効果が出るでしょう。
水溶性食物繊維は果物と海藻類に含まれています。
また不溶性食物繊維は根菜類や豆類に含まれていますので摂取するといいでしょう。
ビタミンB群
ビタミンB群はビタミンが8種類含まれています。
お互いに力を合わせてエネルギーの生産に関わっているでしょう。
またビタミンBは体内で作れず、体内に貯めることもできません。
そのため、紫外線に長時間当たること、睡眠不足になる事、ストレスがかかることなど肌荒れしやすいタイミングに取り入れることが効果的でしょう。
肉類、魚介類、穀物類とさまざまなものに含まれています。
ビタミンC
ビタミンCは肌を含む体の老化を防ぎます。
それは、強力な抗酸化作用を持っているためです。
またビタミンCはビタミンB群と同じように水溶性のビタミンですので洗ったり切ったり加熱したりすることで減少してしまいます。
そのため、できるだけ生で食べられるようにするといいと思いますが、どうしても過熱が必要な場合は短時間で調理するか、煮汁も一緒に食べられるようにするといいでしょう。
赤・緑ピーマン、オレンジ、グレープフルーツ、ブロッコリーなどに含まれています。
ビタミンA
ビタミンAはβカロテンが体内に入ることでビタミンAになります。
脂質の過酸化を抑えることで、細胞の損傷や日焼けによってできる皮膚の障害を防ぐ効果があるでしょう。
ビタミンAや脂溶性ビタミンは、水洗いではなくならず油に溶けやすいため、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。炒めて食べるのもまた一つの方法です。
レバーやほうれん草、人参やかぼちゃに含まれています。
ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用を持っているため「若返りのビタミン」、と言われることもあります。
さらに詳しくみると、トコフェロール群とトコトリエノール群に分類され、トコフェロールは血行促進作用によりくすみの改善効果が期待できるでしょう。
また化粧品にも取り入れられていることが多い栄養素でもあります。
植物の種子であるヒマワリの種、ピーナッツ、アーモンド、ピスタチオなどに含まれているので、意識して食べるのもいいでしょう。
美肌にいい卵にある栄養素3選

卵は美肌によく、完全栄養食とも言われています。
その中でもいいといわれる栄養素3つをみていきましょう。
- たんぱく質
- 鉄
- ビタミンB2
では1から順に解説します。
1.たんぱく質
卵のたんぱく質は良質なたんぱく質だといえます。
それは、卵のアミノ酸スコアが100であることからわかるでしょう。
アミノ酸は体の必要量に対してどのくらい含まれているかということを表したものが、0~100の数値で表されています。
そのスコアが100である卵のたんぱく質は良質なたんぱく質だということがわかるのでしょう。
卵が美肌にいいことがよくわかるデータですね。
2.鉄
卵に含まれている必須ミネラルの一種である鉄です。
特に、卵黄に豊富に入っています。
鉄を含む赤血球の色素たんぱく質「ヘモグロビン」は、血液を通して体の各組織まで酸素を届ける働きがあります。
その鉄が不足してしまうとヘモグロビンがうまく作られず、体の隅々まで酸素を行きわたらせることができません。
酸素が行きわたらないと肌の状態も青ざめてくるでしょう。
美肌に鉄も欠かせませんね。
ビタミンB2
卵黄に豊富に含まれているのがビタミンB2です。
ビタミンB2は脂質などの栄養素からエネルギーを作り出すことや、成長を促し皮膚や粘膜を保護する働きがあります。
そのため、もし不足してしまうと口内炎や皮膚炎を引き起こすのです。
もちろん、皮膚炎を引き起こしてしまう事を防ぐビタミンB2も、美肌に良い栄養素だといえるでしょう。
卵による効果3選

卵による効果はどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは効果を3つみていきたいと思います。
- 気になるコレステロールによる効果
- 肌の保湿効果
- ダイエット効果
では1から順に解説します。
1.気になるコレステロールによる効果
卵にはコレステロールがあることを気にしている方は多いと思われますが、実は悪いことばかりではありません。
コレステロールとは全てが血中コレステロールとなるわけではないのです。
コレステロールは細胞膜やホルモンの材料になるなど体にとって必要なものでもあります。
そのため、卵のコレステロールも多く摂りすぎなければ問題ありません。
ぜひ、栄養価の高い卵ですので食べていきたいですね。
2.肌の保湿効果
肌の保湿効果が卵にはあります。
卵にはアミノ酸が多く含まれているのです。
20種類のアミノ酸は人間の約20%を占めるといわれているたんぱく質を作っています。
この中で人間の体内で合成できないアミノ酸が9種類あり、それを「必須アミノ酸」と呼ばれているのです。
この必須アミノ酸が多く、バランスよく入っているのが卵です。
アミノ酸の話では肌の保湿効果がわからないと思いますが、実は保湿効果があるとよく言われている「コラーゲン」はアミノ酸が集合してできた成分です。
そのため、コラーゲンはセラミド、ヒアルロン酸と一緒に肌の潤いに欠かせない成分と呼ばれています。
アミノ酸が多く含まれている卵を食べればコラーゲン量が増え、肌の保湿機能も向上するという関係がある事からとても保湿効果があるといえるでしょう。
3.ダイエット効果
卵は高たんぱく、低糖質で栄養も多く入っていることから、ダイエット効果があるといわれています。
たんぱく質は体内で筋肉の材料となるため、ゆで卵を食べるとしっかり筋肉が付き、代謝アップ効果があるのです。
このように高たんぱく、低糖質である事から食べても太りづらいといえます。
カロリーをみても、卵を食べることは太ることにつながらないでしょう。
しかし、もちろん食べすぎは控えた方が良いと思われます。
多くても1日3個のゆで卵に控えるといいでしょう。
効率よく卵の力を引き出す時間とは

肌のダメージを回復させるには、成長ホルモンが分泌されている22時~2時の時間帯がねらい目です。
そのため、22時には寝ていることが肌ダメージをやわらげ、回復させる最も適した時間だといえるでしょう。
この22時に合わせて晩御飯に卵を食べると効果を最大限に引き出すことが可能だと思われます。
晩御飯に食べた卵は美肌、美髪を作ってくれるでしょう。
卵はとても栄養価の高い食べ物です。
時間を少し意識するだけでも効果はかなり変わってくるでしょう。
まとめ

肌荒れに悩まされた時は、まず食べ物から変えられないかを考えてみるといいと思われます。
今食べている食べ物は良いのか悪いのか、最も効果が高いのはいつなのか。
時間、食べ方など気を付けることにより肌への影響は驚くほど変わってきます。
また卵は栄養価が高く、特にゆで卵を摂取すると体に、肌に良い効果がでるでしょう。
今、肌荒れに悩んている方など肌荒れ改善方法のヒントが1つでも見つかれば幸いです。