「最近、スキンケア効果が無い気がするけどこのままでいいのかな?」「スキンケアは色々試した方が良いのかな?」「色々使ったら自分の肌が荒れないかな?」とお悩みの方必見。

この記事を読めば、スキンケアのそもそもの本質からスキンケアの使い分けまでご理解頂けると思います。ぜひ最後まで読んで、これからのスキンケアに取り入れてみてください!

スキンケアはそもそもなんでやるの?

普段、何気なくやっているスキンケア。各々の役割と正しい効果といったスキンケアの本質を掘り起こしていこうと思います。

普段からやられているスキンケアと照らし合わせながら読み進めてみてくださいね。

スキンケアの基本的な流れと役割

スキンケアの基本は、落とす→洗う→保湿→蓋をするという流れになります。

この流れをスキンケア製品に充てると、順序は下記のとおりです。

  1. クレンジング
  2. 洗顔料
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液
  6. クリーム

それでは、それぞれの役割について説明していきます。

普段から生活をしているだけでも外気中のほこりや紫外線などで肌表面に汚れが付きます。女性の方は特にメイクをされる方が多いので、メイクも汚れの一つになることを覚えておきましょう。

クレンジング

スキンケアのファーストステップとして、まずはお肌を清潔にする役割があります。汚れが落ちていないと毛穴が汚れくすみや肌荒れの原因になるので注意すると良いでしょう。

クレンジング洗顔ですが、大きく分けて下記の種類があります。

  • クリーム
  • ミルク
  • ジェル
  • リキッド
  • オイル
  • 拭き取り

上から書かれている順に肌に負担が少ないと言われています。そのため、自分の肌に合うクレンジング剤を選ぶのがポイント。

洗顔料

クレンジングで表面の汚れを落とした後は、更に洗顔料で毛穴の奥に詰まった汚れを泡でやさしく取り除くと良いでしょう。

化粧水

赤ちゃんの肌はみずみずしくプルプルですよね。それは水分がたっぷり含まれているからです。

肌が固くゴワゴワしている場合は潤いが足りていない状態なので、化粧水でお肌にたっぷりと水分を補給しましょう。

美容液

美容液は各肌悩みに合わせて重点的にアプローチする役割があります。乾燥、美白、くすみなどそれぞれの肌悩みに合わせて美容液を選ぶと良いでしょう。

乳液・クリーム

肌に水分を取り入れたら次は乳液やクリームで蓋をします。肌に水分を入れた後は毛穴も開いている状態なので外に逃げやすいです。

そのため、油分の入った乳液やクリームで水分を逃がさない様にしてあげると良いでしょう。

「効果が薄くなった」と感じる理由3選

「効果が薄くなった」と感じる理由3選

今のスキンケア用品を使い始めた時はすぐに効果が出たのに、最近効果が出ない。と誰しも一度は経験したことがあるでしょう。

スキンケア用品の効果が感じられなくなった要因はいくつか考えられます。ここではその現象の実態を明らかにしていきます。

使い合わせが間違っているかも

特に、頻繁にスキンケア用品を変える方に見受けられがちですが、混ぜるべきではない製品を混ぜてしまっている可能性もあります。

たとえば、ニキビの治療に使われる過酸化ベンゾイルという成分は、ビタミンCを酸化させてしまいます。なので、このふたつの成分を合わせるのはよくありません。加えて、ビタミンCと同じくニキビ治療に使われるレチノイドも合わせるのは好ましくありません。

ふたつとも刺激が強いため、朝と夜にひとつずつ使い分けるといった工夫が必要になります。

環境の変化による影響

次に環境の変化による影響が挙げられます。特に季節の変わり目は、肌荒れや乾燥といった悪影響が肌にきます。そのことによって美容液やローションが浸透しづらくなるとされています。

また、職場や学校の環境の変化・周囲に喫煙者がいるなど、この状況においては「フリーラジカル(不対電子であり、人の身体を酸化させ、錆びさせるもの)」を増やして肌にダメージを与えることに起因します。

するとこれまで以上にスキンケアで対処していく必要があるので、これが効果が出なくなった様に思う理由です。

実はちゃんと効いているかも

スキンケア製品の効果が一番分かるのは、初めて使った時なのだとか。

同じ製品を継続的に使い続けると同じ効果がその分出続けているため効果が見えにくくなっていく。これが「効いていないかも」と思う要因になっているのかもしれません。

人はどうしても慣れてしまうので気づきにくくなっているだけかもしれません。肌に炎症を及ぼしたり肌荒れが伴うことは無く長年そのスキンケアを使えたりしているのであれば、少なくともその製品は間違っていません。

スキンケアを変えるべきタイミング

スキンケアを変えるべきタイミング

スキンケア製品自体に大きな変化はありませんが、人の肌は環境や外からの影響で大きく変化することをお分かりいただけたと思います。そのためその状況やタイミングに合わせたスキンケアを、少しずつ変化を加えることが必要になっていきます。

以上のことを踏まえた上で、スキンケアを変えるべきタイミングついて挙げていきます。

季節ごとに変えてみる

冬は比較的乾燥しやすい、夏は比較的湿った感じがするという様に、環境に合わせてスキンケア用品を変えることが一つ挙げられます。

乾燥していればよりしっとりした感触のある用品を選びますし、湿っていればよりさっぱりした感触のある用品を選びます。外からのアプローチもそうですが、湿った時にはシトラスの様なさわやかなものが入っていると心もすがすがしくなりますよね。

こういったことも健やかな肌に近づく1つの手だと言えます。

一日の中で使い分けてみる

朝と夜とでスキンケアを分けるのは賢い方法だそうです。そうすることで、日中に効能のある成分の効き目を感じることができ、いくつかのスキンケアを合わせて使うことによる効能の低下を抑えることができます。

スキンケア用品の中にビタミンCを多く含むものは紫外線にあたると酸化しやすい傾向がありますね。この様に日中に付けるよりも夜付けた方が良いスキンケアが存在しますので、上手く使い分けるようにしましょう。

気分によって変えてみる

朝は特に一日の準備に追われてそわそわしがちです。そんな中でスキンケア時間には落ち着く香りが含まれたスキンケア用品を選ぶと良いでしょう。

忙しくやってしまうと、強く擦ってしまったり強いアプローチを掛けてしまったりと知らない内に自発的に肌を傷つけがちです。それを阻止するためにも、状況に応じたスキンケアを選ぶと良いでしょう。

また、仕事終わりや何か特別なことの前には気分を高めてあげる為に肌へのご褒美として特別なスキンケアをするのも良いでしょう。

そうした取り組みが肌の調子に繋がることは大いに期待できます。

スキンケアの効果を上げるために

スキンケアの効果を上げるために

正しいスキンケアを行っていたとしても、環境の変化だったりお肌の状態に合わせたりすることがよりすこやかな肌につながることをお分かりいただけたこと思います。

ここではそのスキンケアの効果をより上げるために実践したいことをいくつか挙げていきます。

定期的な角質ケアをする

スキンケアの効果を上げるために、角質ケアは必須です。

週に1〜2回は定期的にスペシャルケアを入れるようにしましょう。いくらスキンケアを毎日ちゃんとやっているとはいえ、見えない所で毛穴の汚れがたまっていることがあります。

「なんだか化粧水に入りが悪い」「肌がくすんでいる」といった悩みは毛穴の汚れが大半。それを防ぐためにも角質ケアは定期的に入れると良いでしょう。

角質ケアには、代表的にスクラブ・ピーリングも有りますが、月経前などお肌が敏感になっている時に刺激となるケアはNG。特別な角質ケアは洗顔前にホットタオルを当てて毛穴を開けて洗顔をする・普段よりも沢山の泡を作って泡で洗うといったことも含まれますので、肌の調子に合わせて角質ケアも選ぶようにすると良いでしょう。

紫外線ケアをする

「そんなに外に出歩かないし」「海や山といったレジャーには出かけないし」と言って油断するのは禁物。

家の中に居ても紫外線はあたっています。日焼け止めは広域スペクトラム(海外の基準で、広範囲は腸の紫外線を防ぐもの)あるいはSPF30以上のものを毎日つけることが望ましいです。

こうした行いが、紫外線による小じわ・しみ・乾燥といった老化のもととなる原因を止めることにも繋がります。肌が整っている状態であればあるほど化粧水の入りがよくなるなど、スキンケアの効果が期待できますので、普段の小さな積み重ねが大事でになります。

保管場所にも気を付ける

スキンケアの原料によっては、酸化しやすいものや効果が薄れていくものがあります。

それは製品の蓋の開け閉めによる外気の空気が中に入ることに起因します。また紫外線にずっとあたり続けるのも原料が傷つく要因になりますのでなるべく日が当たらない湿度も高くない薄暗い所においておくと良いでしょう。

例えば、観葉植物も日に当てるべきものや当てない方が良いものがあります。日に当てない方が良い観葉植物を日に当たる場所にずっと置いておくと枯れてしまいます。それはスキンケア用品にも同じことです。

スキンケア用品も同様に生きているものですから、日がずっと当たる場所にはおかないなどそれぞれに正しい保管場所をきちんと把握したうえで大切に保管するようにしましょう。

ぴったりのスキンケア方法はひとそれぞれ

ぴったりのスキンケア方法はひとそれぞれ

スキンケアの本質から使い分けについて話していきました。ひとの肌もスキンケア用品も環境によって少しずつ変化していきます。

今、肌に関する悩みがあるのならばここと向き合う必要があります。より健やかな肌にするために今おかれている環境、肌の状態を現状把握して、そこから賢く合わせたスキンケア用品を使い分けていきましょう。