痛ッ!肌がしみて辛い…。ずっと肌がピリついていて対処しているけど、もう手の施しようがないのかな?

そんなお悩みを抱える方に必見。この記事を読めば、なぜ肌がピリついてしまうのか、その解消方法や今後の対処方法までわかるように記事にまとめました。

是非、最後までお読みいただけると幸いです。

スキンケアの時にピリつく主な原因4選

スキンケアの時にピリつく主な原因

肌がピリついてしまう主な原因について解説していきます。以下のどれに当てはまりそうか、今の肌状態がどれに近いか照らし合わせながら、読み進めていただけると幸いです。

原因1.バリア機能の低下

一つ目の原因としては、肌のバリア機能が低下していることが挙げられます。

肌のバリア機能とは、名前の通り肌を守ってくれる皮脂膜のことで、紫外線や乾燥、外気中に舞うほこりやアレルゲンから守ってくれるとともに、水分を閉じ込めて潤いのある肌をキープしてくれます。

そんなバリア機能を低下させる要因としては、強い紫外線、強いスキンケアなどの外側の強いアプローチやアトピー性皮膚炎などの疾患、睡眠不足や偏食といった生活習慣の乱れが挙げられます。

原因2.肌の菲薄化(ひはくか)

次にあげられるのは肌の菲薄化です。これは、本来のお肌自体が薄くなってしまっているということです。

人の肌は外側から表皮・真皮・皮下組織の3構造でできており、そのなかでも表皮の一番外側にある角層と呼ばれるものに潤いを蓄えた角層細胞が積み重なっています。

これが普段のスキンケア等でごしごし擦りすぎてしまうと、潤いを蓄えた角層細胞を傷つけてしまいます。

潤いを蓄えた角層細胞が傷つくことは、肌の菲薄化を促進させてしまう主な原因となります。また、年齢を重ねるとともに肌細胞に必要なコラーゲンやエラスチンの生成量が減ってしまうことも、要因の一つとして挙げられます。

原因3.アレルギー反応

アレルギーは肌にとって刺激物に当たります。肌がアレルギーに反応すると炎症を起こしてしまいます。

加えて、化粧品に入っているアルコール、界面活性剤、香料、防腐剤といった成分は刺激物に当たりますので、肌が敏感になってしまう要因の一つです。これらが肌のバリア機能が低下させることにつながり、炎症を起こすことになります。

原因4.コットンなどによる物理的刺激

スキンケア時に用いるコットンにも注意が必要です。肌が敏感になっていると、髪の毛、外気の誇り、衣類等の繊維、コットンにも敏感に反応してしまい、炎症につながります。

また、コットンには様々な種類があり、それぞれに含まれている繊維の成分が違います。一番おすすめあのは100%オーガニックコットンですが、このようにコットン(綿)成分を意識して選ぶと良いでしょう。

スキンケアの方法を誤っていませんか?

スキンケアの方法を誤る

正しいスキンケア法についてお話していきます。先程挙げた肌のピリつきの原因に、ごしごし擦る、強くたたくなど誤ったスキンケア法が要因になってしまっていることを挙げました。

いま一度、日常的なスキンケアを間違えてはいないか以下を参考にチェックして見ると良いでしょう。

基本的なスキンケアのステップ

スキンケアの基本ステップは、落とす→潤す→補う→守るです。それぞれに重要な役割があります。

この基本的な流れを踏まえたうえで、それぞれの役割内容を解説していきますね。

落とす

スキンケアステップ「落とす」

肌に塗った日焼け止めや化粧、または汗や外気中から付着したほこりやアレルゲンのもとを、クレンジング・洗顔を使ってすっきり落とします。この段階で、「肌を強くこする」「クレンジングに時間をかける」のはNGです。

なぜなら擦りすぎることで肌表面の細胞がめくり上がり、バリア機能の低下につながるからです。また、強刺激のクレンジング・洗顔を選ぶことで同様に細胞がめくりあがってしまう原因となりますので、製品の成分表を見るなど対策しておくと良いでしょう。

一番は肌トラブルの原因となりやすい成分が入っていないか確認をすることですが、ステアリン酸PEG、ジオレイン酸PEG、トリステアリン酸PEG、ラノリン脂肪酸PEG、イソステアラミドといった刺激物が入っていないかチェックしてみると良いでしょう。

潤す

スキンケアステップ「潤す」

次に汚れを取り除いた清潔な素肌に潤いを入れましょう。手の平やコットンに化粧水を乗せて肌をパッティングしますが、おすすめしたいのはコットン。

手のひらは温もりとともに肌への浸透が期待できますが、同時に手のひらを潤すことに繋がります。コットンですと手のひらではなく肌を集中的に潤すことができます。

しかし、肌が敏感になっている時はコットン繊維が刺激となることになりますので、現在の肌状態を見ながらどちらか選ぶと良いでしょう。

補う

スキンケアステップ「補う」

このステップは、特に乾燥が気になる方や美白・エイジングケアをしたい方に行ってほしいステップです。

美容液には様々な肌悩みに特化した種類があるので、今一番気になる状態を挙げてそれに合う美容液を選ぶと良いでしょう。

守る

スキンケアステップ「守る」

お肌に化粧水・美容液を入れたら、それが外に出てしまわない様に乳液やクリームといったオイルで蓋をします。特に化粧水は主成分が水なので肌から出ていきやすいためなるべく早めに蓋をしてあげることを心がけると良いでしょう。

乳液やクリームには、感触がしっとりしたものやさっぱりしたものなど、種類も沢山あるので好みの感触を選ぶとよいでしょう。

ヒリヒリする敏感肌におすすめのスキンケア方法

敏感肌におすすめのスキンケア

続いては、ヒリヒリする敏感肌の方向けのおすすめスキンケア方法についてご紹介していきます。

肌のタイプに合わせてクレンジング、化粧水、美容液、乳液やクリームといったスキンケアグッズの感触を選ぶのもそうですが、スキンケアの仕方も合わせて重要になりますので解説していきます。

洗顔回数を減らす

お肌が気になると、つい洗顔の回数を増やしてしまう傾向にありますが、それはNGです。

肌が敏感な状態では、あまり触らないのがポイントになります。お肌に疾患を抱えているとはいえ、肌本来には治癒力も備わっているので、それに伴い洗顔の回数も極力減らしてお肌をあまり触らないようにすると良いでしょう。

痛みやかゆみがある場合は冷やす

痛みやかゆみといった症状がある場合は、冷やすことによって炎症を抑えることができます。

日焼けをした後に冷やして炎症を抑えるのと同じ対応です。痛いと言って手で強く抑えたり、かゆいからと言ってかきむしったりすると炎症を悪化させるため、控えると良いでしょう。

氷や保冷剤などをタオルやハンカチでくるみ、患部に優しく当てるように冷やします。

保湿ケアを丁寧に行う

本来の肌は赤ちゃんの肌の様に、みずみずしくマシュマロの様に弾力がある肌です。あれは水分が多く含まれている証拠です。

肌がヒリヒリと敏感肌になっているという事は、同時に水分量も足りていないという事にもなります。敏感状態にある肌は触ってみると固くなっているケースが多いです。

そのため保湿のステップは特に丁寧に行いましょう。

その上、化粧水の量をついけちりがちですが、肌が敏感になってしまっている時こそ、これでもかと思うほどたっぷりの化粧水を肌に浸透させると良いでしょう。肌が冷たいなと感じたら、ちゃんと深部まで化粧水が浸透しているというサインになります。

肌のピリつきは生活習慣の乱れが原因である可能性も

肌のピリつきは生活習慣の乱れが原因

肌のピリつきの原因の一つに誤ったスキンケアをあげていましたが、もう一つの原因は生活習慣の乱れによります。それではどのような生活習慣が肌のピリつきに関与しているのか見ていきましょう。

主な生活習慣の乱れの例

主な生活習慣の乱れは、甘いものばかり・好きな食べ物だけ・食べすぎとらなさすぎといった偏食が主な原因です。

この状態だと十分な栄養バランスをとれているとは言えません。夜遅くまでスマホを触ることで、睡眠不足につながります。またブルーライトはお肌にも負担がかかるので寝る前は触らないようにすると良いでしょう。

食生活や睡眠の質はお肌にとっても大切なことです。栄養バランスの取れた食事、規則正しい食事、6時間以上は睡眠をとるといった習慣を心がけていくと良いでしょう。

また、喫煙やアルコールも肌に悪い生活習慣です。体にとって害となる成分が多く含まれるものは体の中に取り込まない様に意識すると良いでしょう。

生活習慣の乱れがなぜピリつきに起因するのか

先程具体的に挙げた悪い生活習慣は、人のホルモンバランスや自律神経に直接アプローチします。そうすることによってホルモンバランスや自律神経が乱れ、同様に肌細胞が正常に働かなくなるのです。

本来であれば、バランスの取れたホルモンの分泌量と自律神経が肌細胞のターンオーバーを促進するので、肌がピリつくのであれば生活習慣は見直したいところです。

主な生活習慣の改善の仕方

ここまでで、どんな生活習慣が肌に悪く影響しているのか、背景までお分かりいただけたことと思います。

仕事量が多い、ちゃんとした食事を取る余裕がないといった意見も聞きますが、背景を知ることによってもう少し意識が変わりますよね。睡眠に関してはどうしても睡眠時間がとれない時は質を上げることで同じ効果が期待できます。

スマホを寝る前は触らない。また、カーテンを閉めて寝る・枕を見直す・パジャマを肌触りが良く軽いものにするなど、睡眠の環境を見直してみると良いでしょう。

食生活に関しては、まず添加物を多くとることから辞めてみましょう。添加物には沢山の砂糖や防腐剤、香料といった身体の害となるものが多く含まれます。

手料理を一度に大量に作ってタッパーに入れたり、外食を控えたりするなどして工夫すると良いでしょう。

肌のピリつきは改善できる

肌のピリつきは改善できる

寝る前にスマホを辞めてみる、お菓子やカップ麺を控えてみるなど、普段から取り組める些細なことの積み重ねで肌は本来の姿に戻すことが期待できます。決して難しい事ではありませんので、今一度、現状の生活習慣がお肌に負担がかかっていないかどうか、現状把握をしてみましょう。

肌のピリつきに関して改善を諦めかけていたあなたに少しでも希望を持てて頂けたら嬉しく思います。

スキンケア用品の成分にこだわり、各々のスキンケアの役割を意識しながら取り組みながら、生活習慣を肌に優しい生活に変えてみることで、生活自体もレベルアップできます。是非、この記事で挙げた情報を参考にしてください。