「スキンケアは女性だけがやるものだ」「メンズはシャワーで顔を洗い流すだけでいい」「顔はボディソープでついでに洗っている」とお考えの男性に必見。この記事を読めば男性こそスキンケアが必要であることをお分かりいただけると思います。実は女性よりも男性の肌の方が皮脂量は多いのです。必要以上な皮脂が顔の表面にとどまるだけでも肌トラブルに発展します。このことから十分にしかるべきスキンケアが必要であることがお分かりいただけると思いますがこれからじっくり読み解いていきます。

実は女性よりも男性がスキンケアが必要な理由

それでは具体的にメンズにこそスキンケアが必要である理由を解説していきます。冒頭で少しお話しした通り、メンズの肌の方が女性よりも顔の皮脂量が多いです。そのほかにも肌の違いについて挙げていきますので今一度ご自身の肌タイプを思い出しながら読み進めていくと良いでしょう。

メンズと女性の肌の違い

メンズの肌は女性の肌と比べて実は肌荒れしやすいです。女性の肌は皮脂分必要が少ないのでギトギトしにくいです。また水分量が多いので乾燥しにくいですし、皮膚の厚さが薄いため毛穴が詰まりにくいです。それに対してメンズの肌は皮脂の分泌量が多くギトギトしやすいです。また水分量が少ないので乾燥しやすく、皮膚の厚さが厚いため毛穴が詰まりやすくなります。これだけ肌の特徴に違いがあるので男性にあったスキンケアが必要になります。

30代から肌が衰え始めます

皮脂量や水分量は年齢によって変化します。20代後半から40代に向かっては皮脂量は多いのに水分量は減っていきます。今は大丈夫だと思っていても数年後にはしわやシミの原因になっているかもしれません。ただでさえ肌がギトギトしやすく乾燥もしやすいため、なんとなく適当なスキンケアが命取りになります。肌荒れや老化した肌は決して良いイメージを持たれません。そうならないためにも日頃からきちんとしたスキンケアが必須になります。

スキンケアを学ぶ前にチェックしたい危機感リスト

普段から行っている顔に対するその行動が、もしかしたら肌トラブルに繋がっているかもしれません。しかし、意外と皆さんがやりがちな項目だと思いますので、今一度普段の生活を思い出しながら以下のチェックリストに当てはまらないか確認してみると良いでしょう。もし、当てはまるものがあれば一日でも早く改善に努めることをおすすめします。そのくらい肌への負担が大きいので注意が必要です。

ゴシゴシ洗顔が基本

顔をとにかくすっきりさせたいからと言ってゴシゴシとワイルドに洗ってはいませんでしょうか。腕に力を入れて肌に強く刺激を加えてしまうと、ティッシュ一枚ほどの厚みしかない肌へ簡単に傷が付いてしまいます。

洗顔後は何もしない

洗顔の後に化粧水とクリームを塗るのはとても手間だと始めは感じるかもしれませんが、何もしないことで乾燥し、肌荒れにつながります。肌をきちんと綺麗にしたうえで、化粧水を使って十分に保湿をし、その後はその水分が外へ逃げないようにクリームや乳液等で蓋をしてあげましょう。

スキンケアは化粧水だけ

スキンケアは化粧水のみ使って保湿さえしていればいいというわけではありません。先ほども述べたように、毛穴に化粧水を含ませるだけでは外に出ていく可能性があります。その後の工程も面倒だからと言って省くのではなく、最後まで乳液・クリームで毛穴に含ませた化粧水を逃がさないようにすると良いでしょう。

汗やテカリはそのまま

汗や油分のテカりをそのままにしていませんか?肌に長時間それらが残っていると肌荒れの原因になりかねません。少し気になるなと感じたらすぐにティッシュやタオル等でオフすると良いでしょう。夜に洗顔をするだけでは不十分です。肌荒れの原因を少しでも多く取り除くためにも、肌表面に付いている汚れには要チェックです。

日焼け止めは塗らない

日焼け止めは女子だけが塗るものだと思っていませんか?紫外線は男女問わず肌表面に降り注ぎます。紫外線により肌はしわやシミの原因になります。すぐにはそれが現れないとしても肌細胞には紫外線がしっかり届いているので油断は禁物です。更にメンズ肌は女性の肌よりも皮膚が厚いので、一度肌に傷が付くととても厄介です。それらはなってからでは遅いので、事前に普段から日焼け止めを塗るという対策が必須になります。

メンズスキンケア商品の選び方

人それぞれに肌タイプは異なる様に、肌に合うスキンケア商品も異なっていきます。これからそれぞれの肌タイプに合わせたスキンケア商品の選び方をご紹介していきたいと思います。もしかしたらいまだにご自身の肌タイプをあまり認識されていない方もいらっしゃるかもしれませんが、読み進めていく中で洗顔後の使用感など思い出していただくだけでも肌タイプは絞られていくので是非参考にしてみると良いでしょう。

普通肌の方へ

普通肌の方は油分と水分がバランスよく保たれている状態になります。よって油分が多いTゾーン(おでこ・鼻・あご)にテカりがなく肌細胞のキメが綺麗に整っています。普通肌の方は肌の状態が良いため、基本的にはどの化粧品を使っても問題はありません。

油性肌の方へ

油性肌の方は油分が多いため、その油のつまりからニキビ・肌荒れ・テカり・毛穴の黒ずみといった問題を抱えやすい傾向にあります。特にTゾーンは油分が多いので小鼻にも白ニキビが発生しやすいです。そのため、油性肌の方は毛穴を引き締める成分である、ビタミンC誘導体や、ニキビを抑えるグリチルリチン酸といった成分が含まれている化粧品をおすすめいたします。

乾燥肌の方へ

乾燥肌の方は水分量が少なく、肌が突っ張りやすい傾向にあります。肌が乾燥していると、油分を必要以上に発生させようとするので毛穴が開きやすくなります。乾燥で肌の角質層が剥がれ、白色の粉っぽいものが吹き出すこともあります。そのため、普段からスキンケアをする際には強く擦りすぎないように意識すると良いでしょう。また、洗顔の後はすぐに保湿をするようにし、保湿成分が高いヒアルロン酸・グリセリンといった成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。

スキンケアステップ

これから基本的なスキンケアの流れをご紹介していきます。洗う工程はちゃっちゃと済ませてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでお顔のスキンケアのステップの一つなので、一つ一つが重要な役割がそれぞれにあるので覚えておくと良いでしょう。スキンケアをする際にそれを意識しながら取り組んでいただくと結果はかなり変わっていくのでおすすめです。

その① 洗う

スキンケアの基本は、肌表面にあるホコリやアレルゲン、汗や油分を綺麗に取り除いた状態にすることです。そのうえで化粧水を肌に含ませることでより深層部分に浸透しやすくなります。洗顔はついでにボディーソープでいいとお考え方は大間違いです。肌はボディーに比べてとても薄いのでデリケートな部分になります。そのため、洗顔の際は洗顔ネットや泡立て器を用いてふわふわの泡を作り、肌表面に転がすように優しく洗顔すると良いでしょう。

その② 潤す

洗顔で肌表面を綺麗にしたら次は化粧水で肌に水分を含ませると良いでしょう。この際に肌を叩くのはNG。できればコットンを使って肌に優しく水分を含ませましょう。コットンを使う理由は、せっかく良い化粧水を使うとしても手のひらに持ってかれるからです。肌が少しひんやりしてきたなと感じたら肌に水分がしっかり含まれている証拠です。その状態から保湿された状態をキープさせるために人工的に作られた油分であるクリームや乳液でカバーすると良いでしょう。

その③ 守る

肌は外気から様々なダメージを負っています。例えば紫外線は肌にとって最も負担のかかる対象の一つになります。この光から肌を守るために、日焼け止めやBBクリームを使うと良いでしょう。紫外線は肌のしわ・シミ・乾燥といったトラブルを招くので、夏だけでなく365日塗ることをおすすめします。

気候にまつわるポイント

乾燥しがちな季節もあれば、じめじめとして湿度の高い気候もあります。そうなると肌にもたらす影響も変わっていくので肌トラブルも変わっていきます。これから気候により肌トラブルになる例を挙げていきますので、予め対策を練り、気候に負けない肌を目指されると良いでしょう。普段のスキンケアで準備をしておくだけでも、何もしないよりは大きな差が生まれるので是非参考にしてみると良いでしょう。

毛穴の黒ずみにならないために

梅雨の時期や湿度の高い夏場などは肌がギトギトしやすい時期になります。そこに皮脂も加わると肌表面はホコリや塵をキャッチしやすい環境に。これらを防ぐためにもこまめにティッシュやタオル等で肌表面の水分と油分を吸い取ることをおすすめします。ゴシゴシ拭くのはNGです。どんな時でも肌を触る際は優しくふき取るということを意識すると良いでしょう。

若々しい肌を保つなら紫外線対策を

日焼け止めは夏やレジャーをした際のみに付けるものとお考えではありませんか。紫外線は365日あなたの肌に降り注いでいます。紫外線を浴びることでしわ・シミ・乾燥といった嫌な肌トラブルを招くことになります。そうならないためにも一日でも早く日焼け止めを塗ることをおすすめします。

メンズこそスキンケアをしてモテ肌へ

メンズこそスキンケアが必要であることをお分かりいただけたと思います。これまで上げてきたスキンケアのステップや、事前に肌タイプを把握してそれに合わせたケアを普段から習慣づけることで周りと差がつく綺麗な肌になっていくと思いますので、是非この記事を参考にして健やかな肌を目指されると良いでしょう。