「肌を綺麗にしたいから、綺麗になるスキンケア用品をたくさん使った方がいい?」「保湿は良いって聞くからたくさん保湿をした方がいい?」「そもそもスキンケア用品の適量ってどのくらい?」

そんなお悩みを持つ方に必見です。この文章を読めば、スキンケア用品をつけすぎることによる結果や、肌につけるべき適量について理解が深まるでしょう。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

スキンケア製品のつけすぎorつけなさすぎはどちらがマシ?

スキンケア製品のつけすぎorつけなさすぎ

肌をきれいにしたいからスキンケア用品をたっぷりつけるのと、良い製品だから少しでも長く使えるように少し少な目に使うのとではどちらが良いと思いますか?

その内容をこれから詳しく解説していきます。

少し足りない方が良いことも

スキンケア用品はつけすぎてしまうと、ニキビなどの肌のトラブルが起こり、肌の負担になることがあります。なので、つけすぎてしまうよりは少し足りないくらいが良いです。

よりしっとりしたオイル系やクリームは肌につけすぎてしまうと、赤みが生じたりニキビの原因になったりすることもあるため注意すると良いでしょう。しかし、化粧水の場合は、ケチって少量を使うよりは、少し多めかなと感じるほどの量を使うと良いでしょう。

スキンケア用品の種類によって量が変わるので意識してみてくださいね。

さらに、クリーム等を多くつけすぎることで、買い替えも早くなります。開封をした後は、使用期限に合わせて使い切ることが必要にはなりますが、早く使いすぎてしまうと、経済的にも負担がかかってしまいます。

適切な量はどのくらいか

スキンケアの適切な量において、つけすぎるのは良くありませんが、逆につけなさすぎるのも、保湿が完全にされずに乾燥が起因する肌のトラブルが発生してしまいます。

そのスキンケア製品の製造会社が表示している使用量を使うことが基本にはなりますが、人それぞれに肌質や顔の面積は異なります。そのため、製造会社が記載する使用量が全ての人に対して適量というわけではありません。

肌が安定している状態を維持することに必要な量が、スキンケア製品においての適量です。そのため、まずはご自身の肌質を知ることから始めて、体調や環境に合わせて変化する肌の状態に沿って、スキンケア製品の量を合わせていくと良いでしょう。

スキンケア製品をつけすぎるとどうなる?

スキンケア製品をつけすぎる

それでは、実際にスキンケア製品を肌につけすぎるとどうなってしまうのか、解説していきます。

うっかりたくさん使いすぎて、大切な肌を荒らしてしまう前に、綺麗な肌を守るためにも知っておくと良いでしょう。

肌トラブルの原因になる

人それぞれに肌質は違いますが、体調や環境の変化により、肌の状態は変化します。そのため、肌が水分や油分をそこまで必要としていない場合に、たくさんの乳液やクリームを塗ってしまうと、肌の毛穴の開きや詰まり、赤みやニキビ、かゆみやべたつきなどの原因になる恐れがあります。

スキンケアにおいて保湿は重要ですが、かえってつけすぎることで肌のバリア機能を弱くしてしまうのです

例えば、肌荒れが気になる方は抗炎症成分があるアイテムが効果的になりますし、乾燥が気になる方は、セラミドやヒアルロン酸といった成分が含まれている製品を選ぶようにすると良いでしょう。

ご自身にあったスキンケア製品を選ぶことが大切で、例えば肌が乾燥している状態だとオイルタイプの製品を、べたつきが気になる状態だとローションタイプの製品を選ぶと良いでしょう。

摩擦によるダメージが大きくなる

たくさんのスキンケア用品を肌につけると、同時に時間がかかります。そうすることで、化粧水の場合は、何度も触れて肌にしみこませたり、クリームの場合は時間をかけて指で塗りこんだりすると、スキンケアの最中は肌を触っているということになります。

そうすると、結果として肌と肌がこすれあって摩擦が起きてしまいます。スキンケアの際は肌にやさしく触れるということが基本になりますが、どうしても長時間肌に触れてしまうと、肌には負担がかかってしまうのです。

いま一度、スキンケアの仕方を振り返ってみると、負担になってしまっているやり方をしているかもしれません。クレンジングの際には長時間ゴシゴシするのではなく、1分前後を意識してスピーディーに行うと良いでしょう。

時間をかけすぎることで、摩擦が多めに発生してしまい、肌に負担が掛かります。マスカラやリップといったポイントメイクは、ポイントメイク落としを使うなど工夫して、先に落とすようにすると良いでしょう。

肌の保湿をしすぎるとどうなる?

肌の保湿をしすぎるとどうなるのか

「肌はとにかく保湿が良いって聞くけど、ではたくさん保湿をした方がいいんじゃないか」とお考えの方はたくさんいらっしゃると思います。ただ、肌にスキンケア製品をつけすぎるのは良くないのと同様に、保湿しすぎるのも肌にはNGなので注意が必要です。

以下の肌トラブルが発生してしまうので、具体的にどんなトラブルになるのか詳しく挙げていきます。

ニキビができる

肌を過剰に保湿してしまうと、本来の皮脂の分泌量が乱れてしまい、多くの皮脂が分泌されると、肌表面がテカテカしてニキビができることがあります。

特に、ニキビ体質の方は、保湿をしすぎてしまうことで、最終的にはニキビを増やしてしまいます。
現在の肌が過剰に油分を分泌しているかどうかを確認するには、指先を肌に触れてみることです。その際に、べたっと引っ付くようでしたら、皮脂が過剰に分泌しています。

肌を保湿する際には、現在の肌の状態をよく見てスキンケアをしていくと良いでしょう。

毛穴トラブルが起きる

保湿を過剰に行うことで、毛穴の開きを悪化させてしまう可能性があります。なぜなら、開いてしまっている毛穴にさらに保湿を加えると、毛穴が開いた状態のままになってしまうからです。

穴が開いている状態が続くと、黒ずみやニキビなどができやすくなってしまいます。油分が過剰に分泌されていると肌トラブルに繋がりやすいことを覚えておくと良いでしょう。

毛穴が気になる際には、きめ細かな泡で肌表面を洗顔すると良いでしょう。泡のキメが子負ければ細かいほど、毛穴の中に詰まったホコリや塵などの汚れが落ちやすくなるからです。

肌の上で泡をつくることはNGです。

泡立てネットや泡立て器などを利用して、泡を作るようにすると良いでしょう。十分なふわふわな泡ができたら、油分が過剰にでやすいTゾーンから順に載せていきましょう。

泡を落とす際には、ぬるま湯を使って顔周りや小鼻の横などにすすぎ残しが無いように十分にすすぐことを意識するのがポイントです。

肌がかゆくなる

肌を過剰に保湿することで、肌がかゆくなることがあります。肌が本来持っているバリア機能が弱くなってしまい、外気中にあるゴミや塵、細菌などが肌に付いてしまうからです。

保湿をしすぎることによって肌表面に余分な油成分があると、ニキビの原因となる菌が増殖してしまうので注意しましょう。

たるむ

肌にふっくらとハリを持たせるために、保湿を多くされる方もいますが、過剰な保湿はたるみにつながることがあるので、注意すると良いでしょう。

保湿をするためにたくさんの化粧水や乳液などを使うと、肌のバリア機能が低下するとともに、本来備わっている保湿機能も低下してしまいます。そうすることで肌は重力に負けてしまい、肌がたるんでいるように見えてしまいます。

皮膚炎になる

保湿をしすぎることで皮膚炎になることもあります。肌に過剰な油分や水分を入れることで、肌表面に付いている菌が増殖してしまうからです。その増えてしまった菌によって、肌に炎症を起こし、顔が赤らんだり、ニキビといった吹き出物が生じたり、また肌のバリア機能が低下してしまったりします。

スペシャルケアにかける時間で気を付けたいこと

スペシャルケアにかける時間で気を付けたいこと

日々の中でノーマルなスキンケア以外に適度なスペシャルケアを取り入れることが大切です。

しかし、そのスペシャルケアもやりすぎるのはかえって逆効果になります。ここではそのいくつかのスペシャルケアで意識したい時間について解説していきます。

フェイシャルマスクを長時間のせる

フェイシャルマスクを肌に長時間つけた方が肌はきれいになるとお考えの方がいらっしゃいますが、それはNGです。肌に美容の成分を浸透させたい際には有効な手段にはなりますが、長時間肌にかぶせておくと逆に美容成分が浸透しすぎてしまい、肌のトラブルに繋がります。

多くのフェイシャルマスクには、パッケージ等に使用時間が記載されてありますので、使用の前には必ずチェックすると良いでしょう。

スチーマーを長時間浴びる

スチーマーは肌のキメや毛穴の状態などを整えるのに有効で、特にスキンケア前に行うと効果的です。しかし、スチーマーを当てすぎると水分が蒸発しやすい状態になってしまいます。

そうすると乾燥が起きやすくなり、ニキビといった吹き出物が生じたり、赤みやニキビが出たりなど、肌トラブルが起きます。そのため、フェイシャルマスクと同様に、使用時間を守って行うようにすると良いでしょう。

正しいスキンケアで健やかな肌へ

正しいスキンケアで健やかな肌へ

ここまで、スキンケア製品の適切な量について詳しく解説しました。中には、普段のスキンケアで使いすぎだった方もいらっしゃると思います。

この記事を参考にして、これからは適切な量だけのスキンケアを意識して取り組むようにすると良いでしょう。そうすれば、より長く綺麗な肌を持続させることができるでしょう。

ぜひ参考にして、自信の持てる素肌を目指してみてくださいね。