「前は乾燥していたけど、今は黒ずみに悩んでいる…」というように、悩みは変わり続けるから、治しても治してもきりがないとお悩みの方に必見です。
この記事を読めば、毛穴悩みのタイプ別にスキンケア方法を解説していますので、攻略すればずっと綺麗な素肌でいられることを期待できるでしょう。
ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
毛穴が目立ってしまう原因

そもそもなぜ毛穴は目立ってしまうのでしょうか。
それにはいくつかの原因が挙げられます。今一度ご自身の毛穴と向き合いながら、どのタイプに当てはまるのか比べてみてください。
本記事では下記のパターン別に、毛穴が目立ってしまう原因について解説します。
- 顔がたるんでいる
- 皮脂が過剰に分泌されている
- 過剰にスキンケアをしている
それぞれ、詳しく解説してきます。
顔がたるんでいる
まず原因の一つとして、顔のたるみが挙げられます。
顔がたるむことによって顔の皮膚が縦に伸びてしまい、それと同時に毛穴も縦に伸びて目立ってしまいます。
顔は、エラスチンやコラーゲンによってたるみから守られていますが、加齢とともに顔の筋力の低下、たるみから守るエラスチンやコラーゲンの減少から、毛穴が目立ち始めた方も少なくはありません。
皮脂が過剰に分泌されている
皮脂が必要以上に分泌されると毛穴に皮脂が詰まってしまい、それから角栓ができて毛穴が大きく開くことで目立つ原因となります。
皮脂は普段からのストレスや生活習慣、大きな環境の変化や気温の変化といったことで、必要以上の分泌につながることがあるので、周囲の変化を意識すると良いでしょう。
顔の中でも、おでこや鼻、眉間といったTゾーンは角栓が比較的できやすいので、スキンケアの際には黒ずみ対策をとるようにするのがポイントです。
過剰にスキンケアをしている
顔の皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層から構成されています。
皮膚の一番外側にあるのが表皮で、さらにその外側の層にあるのが基底層と呼ばれる層です。ここでは、通常新しい細胞が作られ、やがて垢となった角層が剥がれ落ちるというターンオーバーが行われています。
基底層を強く擦ったりたたいたりすることによって、細胞が傷ついてしまいます。そうすることで肌の乾燥にもつながり、バリア機能の低下になるのです。
肌のバリア機能は保湿だけでなく、紫外線や塵など外部からの刺激を守る役割もあるため、バリア機能低下は毛穴の開きだけでなく肌荒れにもつながってしまいます。
そのため、日々のスキンケアも強い刺激を与えないことを意識すると良いでしょう。
まずは毛穴のタイプを知ることが大切

毛穴にはいくつかのタイプが存在します。
ご自身がどのタイプの毛穴なのかを知ることが、今の毛穴悩みを解決できる一歩となりますので、この記事と照らし合わせながら読み進めていただけると幸いです。
毛穴が開いているタイプ
毛穴が開いているタイプの人は、皮脂が必要以上に分泌していることで毛穴が開いて目立って見えているのかもしれません。
皮脂とは、毛穴の奥に存在している皮脂腺というところで生まれています。
皮脂のおかげで、肌は摩擦を抑えられたり、紫外線から守ってくれたり、保湿してくれたりと重要な役割を担ってくれていますが、逆に必要以上に分泌してしまうと、肌がべたつく、テカる、ニキビが増える、毛穴が黒くなる、毛穴が広がるといったことにつながります。
毛穴が黒ずんでいるタイプ
毛穴の奥で作られる皮脂は、空気に触れると酸化を起こします。そうすることで、皮脂が茶色っぽくなり、皮脂が固まっていきます。
さらに加えて、外気中に舞う塵やホコリ、メイク汚れ、または古い角質などが毛穴に詰まり、毛穴を押し上げてしまうことで黒くなってしまいます。
そのため、毛穴を黒ずみから防ぐためには普段から汚れや皮脂をためないことが重要です。
毛穴がたるんでいるタイプ
加齢が進んでいくと、肌の真皮に含まれているエラスチンやコラーゲンが減っていきます。そうすることで弾力やハリを失った肌は重力に負けてしまい、毛穴周りが縦に緩んで、同時に毛穴も開いてしまいます。
一度肌が緩んでしまうと元に戻すのは困難になるので、緩んでしまっている状態を長引かせないように工夫をとることが大切です。
毛穴が乾燥しているタイプ
肌の潤い不足によって肌の表面がしわしわになってしまい、肌表面のキメが粗くなり毛穴周りもへこんでしまいます。
この凹凸が影となり、毛穴が黒く見える原因となります。
毛穴の乾燥は、普段からの保湿ケアにより防ぐことができますので、スキンケアの際は特に意識すると良いでしょう。
毛穴の悩みに合わせたスキンケア方法

ここからは、それぞれタイプ別のスキンケア方法について解説していきます。
同じ「毛穴」ではありますが、悩み別によってそのスキンケア方法も変わっていくものです。ここでスキンケア方法をマスターして、より綺麗な肌を目指していきましょう。
毛穴が開いているタイプ
毛穴の開きは皮脂が必要以上に分泌していることによるものでした。
その皮脂が十分に落とされていないことが考えられますので、まずは洗顔の仕方を見直してみましょう。
洗顔は、朝と夜の2回やるのが理想的だといわれています。
毛穴が既に広がっている場合は、ピーリングをしてみましょう。そうすることで余分になっている角質を取り除いてくれるので、毛穴も小さくなっていきやすいです。
ピーリングをした後は、十分な保湿ケアも意識することがポイントです。
毛穴が黒ずんでいるタイプ
目に見える黒ずみはついつい爪で取ってしまいそうになりますが、無理に取ろうとするのはNG行為です。
肌の表面が傷ついてしまい、さらに毛穴を目立たせてしまうことにつながるからです。まずは、毛穴に詰まっている汚れや皮脂を、洗顔料やオイルで取り除きましょう。
念入りにケアするのであれば、クレイ洗顔やクレイパックがおすすめです。
毛穴がたるんでいるタイプ
毛穴がたるんでしまっている場合は、まずはターンオーバーを促すアクションを取り入れると良いでしょう。
皮膚の一番外側にあるのが表皮で、さらにその外側の層にあるのが基底層と呼ばれる層です。ここでは、通常新しい細胞が作られ、やがて垢となった角層が剥がれ落ちるというターンオーバーが行われています。
その皮下組織での生成量を増加させるピーリングや、肌の大部分を占めるコラーゲン量を増加させる効果があるレチノールを日々のスキンケアに取り入れると良いでしょう。
リンパマッサージなどで血流の流れを良くすると代謝が上がりますが、必要以上に肌を引っ張ってしまうと、逆にたるみを促進してしまうので注意が必要です。
毛穴が乾燥しているタイプ
普段から肌が潤っている状態を保つためにスキンケアを怠らないようにすると良いでしょう。
毛穴を気にしすぎて、刺激が強い洗顔料を使うのはNGです。また、ごしごしと強く擦ったりたたいたりしてしまうと、さらに毛穴が目立ってしまいます。
洗顔料で肌表面の汚れを取り除いたら、化粧水で肌を整えることが大切。その後にも、水分量が外に逃げてしまわないようにクリームや乳液等でしっかりと蓋まですると良いでしょう。
毛穴レスを目指したいインナーケア方法

外部的なケアのほかにも、心掛けておきたいインナーケアについて解説していきます。
普段からのストレスや偏った食事、乱れた睡眠も肌には大敵です。少し意識をするだけで肌にも負担がかからないのはもちろん、健やかな生活にもつながるので、毎日の生活に取り入れると良いでしょう。
必要な栄養素を摂取する
髪、肌、筋肉などの基礎となる栄養素はたんぱく質です。不足することで、肌荒れ、枝毛、疲労などの不調が起きてしまいます。
そのため、普段から意識して摂取するようにすると良いでしょう。たんぱく質は、豆類・肉類。魚類とあらゆるものに含まれているので取り入れやすい栄養素となります。
ほかにも、肌にはビタミンB2、ビタミンEも重要な栄養素と言えます。ビタミンB2は、アーモンドや卵やうなぎなどに含まれています。
適度な脂分の分泌を維持する働きがあり、毛穴が目立ってしまう原因となる、皮脂の必要以上な分泌を防いでくれます。
また、ビタミンEは血流の流れをよくする働きがあります。そうすることで、肌のバリア機能を高めてくれる働きが期待できます。
アーモンドといったナッツ系やアボカド、豆乳に多く含まれているので、意識して食べると良いでしょう。
上質な睡眠をとる
ちゃんとした睡眠がなされないと、肌のバリア機能が低下してしまうので、毛穴のトラブルにもつながりやすいです。また、短い睡眠時間が続いてしまうとホルモンバランスが乱れやすくなるので、皮脂が必要以上に分泌させてしまうため毛穴の詰まりから黒ずみの原因になりやすいです。
一日の理想的な睡眠時間は7時間といわれていますが、最低でも5時間以上は睡眠がとれるように意識すると良いでしょう。
しっかりと保湿をする
日々の洗顔で肌は突っ張ってはいないでしょうか。その場合は、肌の皮脂分まで取り除きすぎているので注意が必要です。
そうすると肌が乾燥してしまい、必要以上に皮脂が分泌してしまうことにつながります。
必要な潤いを肌から守ることができる、メイク落としや洗顔料を選ぶと良いでしょう。また、汚れを落とした後には化粧水等でしっかり潤いを注入させ、クリームや乳液等で蓋まですることをお忘れなく。
基本的なスキンケアだけでなく、週2回程スペシャルケアを取り入れると良いでしょう。
毛穴の黒ずみが気になる場合は、スクラブやピーリングやオイルといったアイテムがおすすめです。しかし、それらは肌への刺激にもなりかねないので、使用の際には擦りすぎないように注意すると良いでしょう。
肌悩みに合わせたケアで綺麗な毛穴へ
毛穴のタイプ別に肌を綺麗にする内容をお届けいたしましたが、皆さんはどのタイプに当てはまりそうでしょうか。
ご自身の毛穴と向き合いながら、この記事を参考にして、より健やかな素肌を保ち続けてくださいね!