
「腸活とかよく耳にする気がする」
「菌ってそもそもいいの?」
あなたも「菌」に関して疑問や関心を持っていませんか?
今、「菌」に関して注目が集まっています。
そこで、この記事では次のことを解説します。
- 「育菌」とは
- 皮膚の菌の種類と役割
- 雑菌対策
- 美白菌のポイント・注意点
「菌」に関して興味や関心がある人や、肌に関して悩みを持っている方にもおすすめの内容となっています。
参考にしてこれから美肌を手にする、なんらかの方法を見つけるヒントとなれれば幸いです。
ぜひ、最後までお読みください。
美しい肌を実現する「育菌」とは

「育菌」とは、顔や体を洗いすぎたり、洗わなすぎることをせずにうまく菌のバランスを保つことを言います。
肌は「皮脂」と「油分」を分泌しています。
またそれだけでなく、菌にとって美味しそうな化粧品をつけたりさまざまなダメージを与えているでしょう。
そのため、できるところで肌の常在菌をうまく育てる必要があるのです。
常在菌のバランスを保ち、善玉菌もしっかり作用するにはどうしたらいいのか、それを考えていくことが大切なことだと思います。
今からでも遅くないでしょう。
肌のことを考え、どのような状態が良いのか、どうしたらうまく付き合っていけるかを考えて知っていくのもいいことだと思います。
皮膚の菌の種類と役割

では「皮膚の菌」にはどのような種類と役割があるのでしょう。
皮膚の菌の種類と役割を知ることで、どのようにしていくのがいいかわかってくると思います。
まずはそこから始めるといいでしょう。
- 善玉菌(美肌菌)
- 日和見菌
- 悪玉菌
上記3つの種類ごとによる役割はどのようなものなのか、1つずつ解説します。
善玉菌(美肌菌)
善玉菌(美肌菌とも言われています)は、体に有益に働く菌です。
善玉菌を増やすことで次のような作用があります。
- 肌のpHを弱酸性に保つ
- 潤い成分の排出
- 悪玉菌の繁殖を抑制する
- 肌バリア機能の保護
上記のような作用が善玉菌にはあります。
ちなみに、pHとは水素イオン濃度の略であり、溶液中の水素イオン濃度のことを言います。
日和見菌(ひよりみ菌)
日和見菌は優位な方に味方する菌です。
たとえば、健康な状態であれば善玉菌が増えます。
また、バランスが崩れているときは悪玉菌が増えます。
このような働きをする菌です。
悪玉菌
悪玉菌は増えてしまうと害をもたらす働きがある菌です。
数が少なければそれほど、トラブルになる事が少ないので気にする事はないと思います。
しかし数が増えてくる、特に異常繁殖してしまった時は注意が必要です。
そのため、悪玉菌を増やさないようにする必要があります。
雑菌対策法3選

化粧品にはたくさん美肌成分が入っています。
しかし、効果が出ないどころか吹き出物ができてしまうことさえあるのです。
では、どのようにしたら化粧品を効果的に使うことができるのでしょう。
すなわち、化粧品を効果的に使うということは雑菌対策です。
- 化粧品を手放す
- 容器の形状に気を付ける
- メイクアイテムを再評価する
では、上記3つの雑菌対策法を1から順に解説します。
1.化粧品を手放す
化粧品は古くなればなるほど、肌にとってはマイナス効果です。
よく、化粧品の消費期限は一般的に約3年と言われています。
しかし、これは開封していない、また正しく保管されている場合です。
開封しているのであれば、3年はもちません。
化粧品の種類により消費期限は変わりますので、目安を見てみましょう。
- 瓶に入った化粧水や乳液:半年~1年以内
- メイクアイテム:3カ月~半年ほど
- 無添加の商品1カ月~3カ月以内
上記のようになっています。
それでも、分離してしまうことや酸化臭がした場合は、使用をやめた方がいいでしょう。
肌に良い成分が入っている化粧品です。
古くなって効果がなくなったものは、思い切って手放しましょう。
2.容器の形状に気をつける
実は容器の形状によって、気を付けた方がいいポイントが違います。
たとえば、ジャー容器に直接手を触れてしまうのは、やめた方がいいでしょう。
スパチュラというヘラを使うことで、指を使わないようにするといいと思います。
チューブで出すぎてしまった時は中身を元したことがある人もいるでしょう。
中身を戻してしまうと、雑菌が入る可能性があるのです。
余ってしまったら他の部分である手や、足などに利用するといいと思います。
ポンプは直接、手を入れないので良いとおもうかもしれません。
しかし、使うたびに空気が入ってしまうため、知らず知らずのうちに酸化が進んでいる可能性があるのです。
それだけでなく、詰め替えるときに水分が残っていると菌が繁殖しやすいため、しっかり乾かしてから使いましょう。
3.メイクアイテムを再評価する
メイクアイテムはどのくらいの期間使っていますか?
汚れているスポンジを使うことや、コットンも保存状態が悪いと肌にダメージを与えるでしょう。
また、肌にダメージを与えるだけでなく、化粧品に皮脂がついてしまうことで劣化が早まると思います。
負の連鎖が起こり、肌に吹き出物ができることもあるでしょう。
肌や化粧品のことを考えると、やはりメイクアイテムも再評価して買い替える必要があると思います。
たとえば、使い捨てのものが最もいいでしょう。
しかし、もったいないと思うのであれば、期間を決めて交換することをおすすめします。
目安としては、パウダー用のパフであれば2週間、リキッドファンデーション用のスポンジは週に1度交換することをおすすめします。
3つの美肌菌

美肌菌は善玉菌のことですね。
皮膚の常在菌でもあります。
この美肌菌は3つの種類があります。
- 表皮ブドウ球菌
- アクネ菌
- 黄色ブドウ球菌
ではどのような美肌菌なのか、1から1つずつ解説します。
1.表皮ブドウ球菌
表皮ブドウ球菌は、美肌菌の中でもっとも代表的な菌です。
全身の皮膚にある、角質の隙間などに隠れています。
表皮ブドウ球菌は肌に潤いを与える、グリセリン関連物質を分泌します。
それにより、肌荒れやアトピー性皮膚炎を引き起こす黄色ブドウ球菌を退治する抗菌ペプチドを作り、肌を守るというとても大切な役割を担っているのです。
このことからわかるように、できるだけ洗顔の回数を控えることで肌にいる表皮ブドウ球菌の個数が多くなります。
また汗をかくと、汗が表皮ブドウ球菌の栄養になるため、普段から汗をかく習慣をつけるといいでしょう。
2.アクネ菌
アクネ菌は表皮ブドウ球菌よりもさらに多くあり、顔に数十億あるといいます。
全ての人の毛穴の中に多く存在し、肌を弱酸性に保ち守る働きがあるのです。
顔の毛穴が詰まってくるとアクネ菌が増加してニキビの原因となるため、毛穴が詰まらないようにすることは大切なことだと思います。
悪い側面もあるものの、それだけではないのがアクネ菌です。
3.黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌は「悪玉菌」と呼ばれる皮膚常在菌の一つです。
肌トラブルの原因になる可能性があり、アトピー性皮膚炎の人に多くいるでしょう。
黄色ブドウ球菌は表皮ブドウ球菌に似た環境を好みます。
特徴としては、塩濃度が高いことや栄養素が少ない環境でも生きられることです。
美肌菌を育てる4つのポイント

美肌菌をどのようにして育てていけばいいのでしょうか。
ポイントは全部で4つあります。
- 保湿ケア
- 紫外線予防
- バランスの良い食事と適度な運動
- 質の良い睡眠
では、1から順番に1つずつ解説します。
1.保湿ケア
保湿ケアがとても大切な美肌菌を育てるポイントです。
なぜなら、乾燥すると美肌菌が生息できなくなってしまうからです。
しかし、肌の状態を保湿ケアすることで美肌菌は育っていきます。
そのため、冷暖房などで乾燥することにも注意しましょう。
美肌菌を育てるには、まず保湿ケアが大切なポイントです。
2.紫外線予防
次に大切なのは紫外線予防することです。
なせなら、美肌菌は紫外線が有害になってしまいます。
そのため、日焼け止めを塗ることがいいでしょう。
他にも、UVカット効果のある帽子や服、日傘なども効果的ですね。
紫外線予防をしっかりして、美肌菌を育てていきましょう。
3.バランスの良い食事と適度な運動
また、バランスの良い食事と適度な運動も効果的です。
なぜなら、美肌菌を育てるのに食事と運動がとても大切だからです。
食事は偏らないようバランスの良い食事を取る工夫をするといいでしょう。
毎日バランスよくというのが難しければ少しずつ意識していくといいと思います。
軽いウォーキングなどがいいと思いますが、いつもの通勤の時に少し遠回りすることや、買い物に行くときにちょっと遠くのスーパーに行く、というのもいいかもしれません。
少しずつ、バランスの良い食事と適度な運動を取り入れていきましょう。
4.質の良い睡眠
最後に大事なポイントは、質の良い睡眠をとることです。
睡眠がしっかりとれていないと、新陳代謝が悪くなります。
そこから血行不良になる事もあるでしょう。
たとえば、少し枕を変えてみるだけでも、睡眠の質は変わってくるでしょう。
今、あまり質の良い睡眠がとれていないと感じている方は、枕を変えることや抱き枕を買うのもいいと思います。
しっかり睡眠をとり、美肌菌を育てていきましょう。
美肌菌のケアにあたっての注意点

美肌菌のケアにあたっての注意点があります。
- 肌に合わない保湿ケアはやめる
- 必要のない長時間のお化粧はやめる
- 洗顔をしすぎない
たとえば、過剰な保湿ケアをしてしまうと、余分な皮脂が肌にたまりやすくなるでしょう。
それにより、アクネ菌が増えてしまい保湿ケアの意味がなくなってしまうかもしれません。
そのため、肌に合った保湿ケアをすることが大切です。
また、長時間お化粧をしていると、美肌菌にとって良くない環境だといえるでしょう。
できれば必要がない時はお化粧しない時間を作ることが大切だと思います。
最後に、洗顔をしすぎてしまうと肌ダメージも多くなり美肌菌にとっても負担がかかってしまうでしょう。
そのため、優しく1日に1回、もしくは2回までにとどめておくのがいいと思います。
まとめ

ここ近年「菌」に関しての興味、関心は高まっています。
菌は肌に悪いイメージがあるかもしれませんが、そうではない善玉菌もありますね。
そのためには、良い菌を育てていく必要があるでしょう。
それにより、美肌を保つことができるようになると思います。
この記事が美肌を手に入れる、何らかの方法を見つけるヒントとなれれば幸いです。