「メンズスキンケアは化粧水だけで大丈夫?」このような声をたびたび聞きますが、実際のところどうなのでしょうか。
スキンケアというと、化粧水、乳液、保湿クリームなどたくさんあるためお金も時間もかかってしまいます。そのため、「できればスキンケアは化粧水だけで」という気持ちもあるのでしょう。
結論を言いますと、メンズスキンケアにおいて化粧水だけでは足りません。
化粧水だけでなく、乳液など他にもお手入れをする必要があるのではないでしょうか。
この記事では次のようなことをメインに紹介します。
- 男性にとってのスキンケアとは
- 化粧水などの役割
- 化粧水を使う時のポイント
- 乳液を使うコツ
- 化粧水と乳液の正しい使い方
- オールインワン化粧水
1つずつ詳しく紹介しますので、自分の今のスキンケアはどうなのかを考える一つのきっかけとなれば幸いです。
メンズスキンケアは化粧水だけでも大丈夫?

スキンケアは毎日するものなので、「できれば簡単に安くすませたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、メンズスキンケアは化粧水だけでは不十分です。中には乳液のみでスキンケアを行っている方もいるようですが、乳液だけでも不十分になります。
化粧水もしくは乳液のみで行うスキンケアが不十分である理由3つについて、まとめていきたいと思います。
化粧水だけでは乾燥を防ぎきれない
そもそも、化粧水は肌の水分を補う役割を持っています。また乳液は、化粧水でうるおいを与えた上に油分で蓋をし、水分の蒸発を抑える働きがあるのです。
そのため、どちらか一方だけでは問題があると言えるでしょう。
化粧水を使って水分を閉じ込めたとしても、やはり蒸発するのは避けられないと思われます。さらに水分が蒸発するため乾燥を防ぎきれないのです。
ただ中には、脂性肌と普通肌の人は化粧水のみでもあまり問題にならないと言われることもあります。
それは皮脂量が通常よりも多めということから、あえて油分を使う必要がないので、必ず乳液が必要という訳ではないからです。
化粧水にもいろいろな種類があり、どうしても化粧水のみで終わりにしたい方もいるでしょう。その場合は、できるだけテクスチャーがしっとりとした化粧水を使うといいかと思われます。
脂性肌の人は洗顔で乾燥してしまう
洗顔をしてものの、10分たてば脂性肌の肌はカサカサになると言われています。いくつか肌タイプが分かれますが、意外と脂性肌の人が乾燥しやすいのではないでしょうか。
それは洗顔をすることで必要な皮脂、保湿成分が一緒に流されてしまうためです。
流されてしまった皮脂や保湿成分は、肌を守る役割があります。いわゆる「バリア機能」ですね。
そのバリアが弱くなってしまうため、肌を守れなくなりどんどん水分が失われると言われています。またバリア機能が弱くなることで、肌は乾燥を防ごうとたくさんの皮脂を分泌してしまうのです。
脂性肌の人は乾燥を招かぬよう、できるだけ乾燥を避けるといいのではないかと思われます。
肌荒れの原因になる
先述したように、皮膚のバリア機能が弱くなることで皮膚は乾燥から守ろうと多くの皮脂を分泌します。
この「皮脂の分泌」が肌荒れの原因となるのです。
皮脂が分泌されることでニキビや肌荒れ、毛穴の汚れにテカリ、べたつくという状態になるでしょう。このような原因があるため、化粧水だけでは問題があるとされているのです。
男性こそ知っておきたいスキンケア用品の役割

男性のスキンケアは化粧水だけでは問題がある事を紹介しましたが、ではそれぞれ、どのような役割があるのでしょうか。下記4つのスキンケア用品の役割について、解説していきます。
- 洗顔料の役割
- 化粧水の役割
- 美容液の役割
- 乳液の役割
洗顔料の役割
洗顔は、顔の汚れを落とすという役割があります。
- 皮脂や汗
- 古くなった角質
- ほこりなどのゴミ
上記のような汚れを落とすことができるでしょう。
そのため、洗顔だけで水分を与えることや油分を調整して肌を守るのは難しいです。
化粧水の役割
次に化粧水の役割ですが、「水分を補い、皮脂分泌を整える」という役割があります。
肌が乾燥すると次のようなことが起こるでしょう。
- 水分がキープできない
- 肌のバリア機能が低下する
- 外部刺激に弱くなる
- 肌トラブルに発展しやすくなる
上記のような流れでトラブルへと発展してしまいます。
さらに男性は女性よりも肌の水分量が3分の1ほどだと言われており、水分量が好きないことが特徴です。そのため、しっかりと肌を潤して保湿をすることが大切です。
乳液の役割
乳液の役割は、「肌の水分を守る」と「角質をやわらかくする」ことです。
先ほど紹介したように、化粧水で肌の水分補給をします。その上に乳液を塗ることで水分の蒸発を防ぎ、角質を柔らかくしてくれるのです。
このように、肌のスキンケアは「保湿」がとても大切なのです。
化粧水で肌を潤し、その水分を乳液で閉じ込めるという流れでスキンケアをしてみましょう。化粧水と乳液はセットで使ってみることを意識してみてくださいね。
美容液の役割
美容液は、肌の悩みに合わせて「プラスアルファのケア」の役割があります。
今まで紹介した「洗顔」「化粧水」「乳液」が基本のスキンケアです。
その上で美容液をプラスすることで、肌の悩みに合うスキンケアができるかと思われます。
美容液にも種類があるため、例えば「肌のハリがない」と思えば「リフトアップ」にいいと言われている美容液を使うことで問題が解消するかもしれません。
このように、基本のスキンケアにプラスして美容液を使うことで肌質の改善が見込めるのです。
化粧水を使うときのポイント2選

では、実際に化粧水を使う時のポイントはどのようなことがあるのでしょう。
- 洗顔後は化粧水をつける
- スキンケアは化粧水からつける
上記ポイントについて、具体的に解説していきます。
洗顔後は化粧水をつける
洗顔後はできるだけ早く、一番いいのは5分以内に化粧水を使うことだと言われています。
肌はあっという間に乾燥するでしょう。乾燥しすぎると皮脂が過剰に分泌されていくことを意味します。
それを防ぐため、できるだけ早くに化粧水をつけるかがポイントです。
スキンケアは化粧水からつける
スキンケアを行う際は、化粧水からつけ、その後に乳液をつけましょう。
乳液からつけてしまうと化粧水が浸透できなくなるので、必ず化粧水から付けるのがポイントになります。
乳液を使う時のポイント3選

乳液を使う時のコツはどのようなものがあるでしょうか。
- 化粧水が乾く前に付ける
- 乾燥しやすい部分には重ね塗りをする
- こすらないことを徹底する
上記3つのコツをそれぞれ紹介します。
化粧水が乾く前に付ける
1つ目のコツは、化粧水が乾く前につけることです。
化粧水が乾くまで待つと、せっかく肌に塗った水分が蒸発してしまいます。
「乳液は肌がベタつく」と感じる人も、乳液をしっかりと使用しましょう。もし普段から肌のベタつきに悩んでいる人は、肌の内部が乾燥している「インナードライ」の状態かもしれません。
インナードライになってしまうと、皮脂量が増えることで顔のテカリやニキビの原因となる可能性があります。そのため、日頃から保湿をしっかりと行い、肌を乾燥させないことが大切です。
乾燥しやすい部分には重ね塗りする
2つ目のコツは重ね塗りをする事です。
乾燥しやすい場所は人それぞれだと思いますが、1度で足りない部分は重ね塗りをする必要があるでしょう。
まずは少しずつ塗って行くのがいいかと思われます。多く塗るとべたついてしまうので注意する必要があるのではないでしょうか。
こすらないことを徹底する
最後のコツは、こすらないことです。
肌をこすると、摩擦によってシワやシミの原因になってしまいます。優しく手で押さえつけるように塗っていくことを徹底しましょう。
簡単で便利なオールインワン化粧水もおすすめ

ここまで様々なことを紹介しましたが、「どうしても面倒でできるかな」という方もいるでしょう。
ここでは、そのような方のために簡単で便利に使える「オールインワン化粧水」を紹介します。
オールインワン化粧水のメリット
なんと言っても一番のメリットは時短ではないでしょうか。
オールインワン化粧水は、化粧水や乳液など効果があると言われています。オールインワン化粧水一本でスキンケアができるのです。
手順も少なく手軽にスキンケアを続けることができるというメリットがあるため、簡単に使えるオールインワン化粧水は、忙しいあなたの強い味方になるかもしれません。
オールインワン化粧水のデメリット
では、デメリットはどうでしょう。
オールインワン化粧水はやはり高価な物が多いです。
オールインワン化粧水には化粧水や乳液の成分が入っているということは、やはり高いものになるのではないでしょうか。
しかし、オールインワン化粧水は化粧水や乳液を単体で揃えるよりも手間が少なく、結果的にコスパ良くスキンケアができるでしょう。買い替える頻度は早くなるかもしれませんが、複数のアイテムを購入する手間を省くことが可能です。
まとめ
スキンケアで重要なことは、「肌の保湿」です。化粧水や乳液を一緒に使うことで、それぞれにできない効果を発揮できるため、単体では使わないようにしましょう。
スキンケアは時間やお金がかかるため大変ですが、肌トラブルを避けるためにも入念に行うことが大切です。ルールを守ってきちんと肌をケアしてあげましょう。
時短をしたいのであれば、「オールインワン化粧水」もぜひ試してみてくださいね。