スキンケアは洗顔から始まり、美容液、化粧水、乳液など様々な物を使って肌のお手入れをしているかと思います。しかし、「ワセリン」を使ってのスキンケアに変えてみるのもいいかもしれません。

この記事を読むことで次のようなことが分かります。

記事の内容
  • ワセリンについて
  • ワセリンスキンケアのメリット
  • ワセリンスキンケアの注意点
  • ワセリンの使用以外で肌荒れを防ぐ方法
  • ワセリンのみを使う「肌断食」

上記について、わかりやすく紹介します。

ワセリンとは

ワセリンとは

ワセリンは天然成分である石油で作っている保湿剤です

「石油で大丈夫?」このように思った方もいるかもしれませんが、ワセリンを作る際に石油の中の不純物をほぼ取り除くため、問題はありません。

また、気になるアレルギー反応の副作用も少ないと言われているのです。

保存料や香料が無添加の製品など様々なワセリンが売られているため、自分に合ったワセリンを探してみるのもいいのではないでしょうか。

ワセリンでスキンケアを行うメリット4選

ワセリンでスキンケアを行うメリット

では、ワセリンでスキンケアを行うメリットとはどのようなことがあるのでしょうか。

  • 手ごろな値段で使い続けやすい
  • 赤ちゃんにも使える優しさで安心・安全
  • スキンケア時間を短縮できる
  • 全身に使える

上記4点について、それぞれ解説してきます。

手ごろな値段で使い続けやすい

ワセリンはドラックストアなどで手軽に手に入り、価格もリーズナブルになっています。

スキンケアの大事なポイントは「適切な量の油分と水分を与え続けること」です。そのため、スキンケアは毎日しっかり行うことがいいとされています。

スキンケアを毎日行うという事は、スキンケア商品を毎日使うという事です。

例えば化粧水1つとっても、そこそこのお値段でしょう。他にも美容液や乳液など、このように様々なもの1つ1つを揃えると、かなりの価格になるのではないでしょうか。

そのため、手軽に手ごろな値段で手に入れることができるワセリンは続けやすいのかと思われます。

赤ちゃんにも使える優しさで安心・安全

赤ちゃんの肌はとても刺激に弱く、また乾燥しやすいと言われています。

繊細な赤ちゃんにも使えるということは、とても刺激が少ないと言えるのではないでしょうか。安心できますよね。

ただ、ごく稀にワセリンの使用でかゆみや赤みなどの症状を感じることもあるため、赤ちゃんや敏感肌の方など、気になる方はまずパッチテストのように使用してみるといいでしょう。

試し方は、肌が弱いと言われている「二の腕」などに少量のワセリンをつけ1日ほど待ち、特に症状が出なければ使えると判断してみていただけたらと思います。

スキンケア時間を短縮できる

スキンケアの時間短縮は大きなメリットではないでしょうか。

一般的なスキンケアと言えばこれまでも紹介しましたが、化粧水、乳液、美容液など様々なものを購入して使っていると思います。

しかし会社帰りなど疲れている時に、メイク落としを使い、洗顔、化粧水などを使うことを考えると気の遠くなるような労力が必要だと思います。

ワセリンでのスキンケアであれば、基本的にワセリンのみの使用となるため、時間短縮ができ負担も減るのではないでしょうか。

全身に使える

ワセリンは顔にもどこでも、全身に使うことができます。

特に乾燥が気になってきたらその部分にワセリンを塗ってみてはいかがでしょうか。

塗るのに一番いいのは入浴後が良いかと思われます。入浴後は肌もやわらかく、浸透しやすいためおすすめです。

入浴後であれば体から水分が蒸発しきらないうちにワセリンを塗り、油膜で保湿をするのがおすすめです。

ワセリンを扱う際の注意点2つ

ワセリンを扱う際の注意点

ワセリンを扱う際に注意点が2つあります。

  • 清潔に扱うこと
  • 保管方法に注意をすること

では、1つずつ紹介します。

清潔に扱うこと

純度の高い白色ワセリンは基本的に酸化したり腐ったりする変質はあまりないと言われていますが、清潔に扱うことが大切です。それは、容器内に雑菌などが入ってしまうことで菌が繁殖する可能性があるからです。

そのためできれば綿棒やスパチュラを使用するか、きれいにした手で使うようにするのがいいのではないでしょうか。

肌につけるものですので、良い状態のものを使いたいですよね。

保管方法に注意すること

変質が起こる可能性があるのは、直射日光の当たるところや極端に高温となっている場所です。

そのため日差しは避け、少しでも涼しい所にしっかりと密閉して保管することをおすすめします。

あまり気にしない方もいるかもしれませんが、使用期限を超えたものを使用し続けると変質してしまっている可能性がある事から、使用期限を守ることも大切です。

肌荒れの時にワセリンの使用以外で注意すべきこと

肌荒れの時にワセリンの使用以外で注意すべきこと

肌荒れにワセリンは効果があると思うことを紹介してきましたが、ワセリン以外にも注意すべきことがいくつかあります。

  • 洗顔のしすぎ
  • 保湿対策をしっかりと行う
  • 紫外線対策とメイクの工夫
  • 乱れた食生活
  • 睡眠不足
  • ストレス

上記のようなことは注意したいところです。では、1つずつ解説していきます。

洗顔のしすぎ

洗顔はすればするほどいいかと思うかもしれませんが、洗顔のしすぎは注意すべきです。

また洗顔時に顔をゴシゴシ洗っていないでしょうか?

特に顔の肌は摩擦などの刺激に弱いため、ゴシゴシ洗ってしまうと、肌を傷つける原因となってしまいます。そのため、洗顔の際は泡をつかって優しく洗うことが大切です。

洗い流す際も、できるだけこすらずに洗うのがいいのではないかと思われます。

保湿対策をしっかりと行う

スキンケアにおいて、保湿はとても重要です。

保湿をする際もできるだけ肌に刺激がなく負担も少ない油分の物が良いでしょう。できるだけ優しくスキンケアをするのがポイントです。

紫外線対策とメイクの工夫

紫外線は肌にダメージを与えます。そのためにしっかり日焼け止めをする必要があるでしょう。

日焼け止めも、今は肌への刺激が少ないものもありますので、そのような日焼け止めを利用するといいかと思われます。特に、洗顔をするときに簡単に落とせるようなものがいいでしょう。

メイクのファンデーションも油分が多いものであればカバー力もあるのでいいかと思われますが、塗りすぎて毛穴を防がないようにしましょう。もし毛穴がふさがってしまうとニキビができやすくなってしまいます。

また、パウダーファンデーションの方が肌に優しいでしょう。

この時ブラシやパフのお手入れはできるだけこまめにお手入れする必要があります。もしもお手入れが足りていなければ、菌が繁殖する可能性もあるのです。

そうなると、肌に大きな負担がかかってしまうことになりかねません。

クレンジングも他のメイクに使われるものは肌に刺激の少ないものを使い、できるだけ洗いやすいものにすることで毎日メイクをしても肌の良い状態を保ちやすくなるなるでしょう。

乱れた食生活

食生活の乱れは肌へ大きく影響しています。

食生活の乱れは肌の状態を悪くしますし、甘いものはニキビを作る原因になることがわかってきています。もちろん、暴飲暴食は肌の状態を悪化させるでしょう。

しっかりとバランスの良い食事を行い、甘いものを食べるならあまり多く摂らないように気を付けることが大切です。

睡眠不足

睡眠不足も肌に大きく関係します。

特に夜の10時から夜中の2時までは成長ホルモンば分泌されやすく、肌の再生活動が盛んになる時間と言われています。

また、時間よりも質の良い睡眠をとることが重要です。

最近はスマートフォンがあることで、インターネット検索をしたりゲームをしたりしていると、あっという間に時間がたってしまいます。スマートフォンはブルーライトが出ていることもあり、寝つきが悪くなってしまう原因となります。

どうしても見る必要がある場合は「ブルーライトカット」のメガネがあるため、少しでも目への負担を少なくする工夫をしてみましょう。

お風呂は寝る1時間前に入るのが良いとされているため、入浴時間も工夫して深く良い睡眠をとることが大切です。

ストレス

ストレスも、肌にニキビができる原因となります。

例えば今までとは違う環境に置かれたり、人との関り、家事やプライベートなど多くの出来事の中で人は知らず知らずのうちにストレスを感じています。

ストレスが続くと免疫機能にも悪影響を及ぼ可能性があります。

細胞の回復も遅くなり、睡眠にも影響がでるでしょう。それだけでなく、体がこわばるなど様々なことが起こるのです。

ストレスでニキビができてしまうのは、皮脂量が増加することに関係しています。このようにストレスは大敵であり、病気を作る原因となるでしょう。

ワセリンのみ使うスキンケア「肌断食」

ワセリンのみ使うスキンケア「肌断食」

スキンケアをワセリンのみで行う「ワセリン肌断食」という事を聞いたことはあるでしょうか。

「いろいろなスキンケアを試してみたけれど肌に合わない」と感じた方におすすめしたい方法です。

試すことにより肌に合うかどうかもわかるでしょう。ここからは、ワセリンを使った肌断食について下記の内容をまとめていきます。

  • ワセリンを使った肌断食のやり方
  • 肌断食のメリット
  • 肌断食のデメリット

ワセリンを使った肌断食のやり方

今まで使っていた化粧水や乳液、美容液を全てやめます。そして、純度の高い「白色ワセリン」のみで行ってください。

これでは有効成分なしで肌の保湿になるのか心配と思った方もいるかもしれません。

確かに白色ワセリンには、一般的に使う化粧水のような効果がある成分は入っていません。しかしワセリンは塗ることで肌を保湿し、自己再生を促すことにつながります。

ワセリンと他の化粧水などとの違いは、化粧水などは肌に美容成分を与える役割があり、ワセリンは肌本来の機能を促して外からの刺激を守るバリアとしての役割があります。

肌断食のメリット

毎日メイクをしているため、どうしても毛穴のつまりが気になってくるのではないでしょうか。

しかし、ワセリンに変えたことで肌本来の機能が促され、徐々に小鼻の毛穴汚れが落ちやすくなると感じる人が多いです。

このように肌にも休みを与えることで肌本来の状態に戻るのではないでしょうか。

肌断食のデメリット

スキンケアをやめ、肌を美しくするまでに1年かかると言われています。

しかし、年単位の気合いはなかなか勇気のいることではないでしょうか。

思い切って1年は最低でも続けよう。そう思ってやらないと続かないかと思われます。

スキンケア以前に大切な事とは

スキンケアをワセリンにすることで肌荒れも落ち着いてくるかと思われます。

しかし、たまにではありますがニキビができることもあるでしょう。

その時、食事であったり、運動であったり、睡眠やストレスなどのどれかが乱れていることがほとんどだと思われます。

ワセリンにかえて安心するだけでなく、良いものを食べ、適度に運動をし、良く寝ることなど基本的な部分に関してもしっかり整えることが必要なのではないでしょうか。

またワセリンのみを使って「肌断食」をしてみることで、肌の状態を整えることを試してみるのも一つの方法です。