「毎日時間をかけているスキンケアをやめたらどうなる?」
「スキンケアをしない方が肌に良いって聞いたけど実際のところどうなんだろう?」
「正直スキンケアがめんどくさいから、しなくてもいいならやめたい!」

このように、スキンケアに関する悩みを持っている方も多いでしょう。

本記事では、実際にスキンケアをやめてみたらどうなるのか、またスキンケア製品ごとのやめてみた影響についてもまとめています。今後のスキンケアのため、ぜひ参考にしていただければと思います。

スキンケアをやめてみた結果

スキンケアをやめてみた結果

結論、急に全ての基礎化粧品をやめても大丈夫です。心配であるようなら少しずつでもいいので使用量を減らしてみると良いでしょう。

それでは、月日の経過ごとにスキンケアをやめてみた結果を解説していきます。肌の変化はすぐに出るかもしれませんが、それが長期的にどうかと言われれば試してみないとわからないものですよね。

1週間後の変化から、落ち着いたころである3年後に至るまで解説していきます。

1週間後

洗顔に関しては、もちろん洗顔料は使わずに、水洗顔です。初めのころは肌が突っ張る感じがします。

肌の乾燥が気になりますが、ここではワセリンも使いません。

2週間後

朝起きた後に鏡を見てみると、顔が全体的に粉を吹いたような状態だったので、衝撃的でした。見るからに顔が白っぽいうえ、かゆみが出てきたので、「やっぱりいつものスキンケアをした方が良いのかな。」と不安になり、挫折しそうになりますが、そのまま経過を見ます。

外出するときは、人にも会うので白いワセリンだけを塗って、肌のカピカピをカバーします。

1か月後

1か月が経ってようやく肌が落ち着きます。肌を触ってみると、サラサラしていて、乾燥もそこまで気にするほどではありません。

時間が経てば経つほど、なんと基礎化粧品を使っていたころよりも肌の状態が良くなっています。

3年後

季節の変わり目などは乾燥が多少気になりますが、肌の状態は良いです。肌本来はサラサラしているものだと改めて気づくことができます。

寒さが厳しいときも乾燥が気になりますが、それも基礎化粧品を使っていたころと比べてそこまで気になりません。

さらに、肌のシミや目の下にあった黒いクマが気にならなくなります。自分のすっぴんにも自信が出てきたので、肌全体的に明るくなりました。

結果、白色のワセリンだけあれば十分ということがわかります。

アイテム別にやめてみた結果

アイテム別にやめてみた結果

ここでは、スキンケア用品のアイテムごとにやめてみた結果を順番に解説していきます。

今、ご自身が使っているたくさんのアイテムの中には、実は使わなくてもいいものがあるかもしれません。今使っているものと照らし合わせながら読み進めてみると良いでしょう。

メイク落としシート

メイク落としシートはささっとメイクを落とすことができるので楽で良いかもしれません。しかし、簡単であるからこそ、肌への摩擦がどうしても気になりますし、マスカラやリップなどのポイントメイクが落としきれないことにもモヤモヤしますね。

このメイク落としシートをやめてオイルクレンジングだけでも十分です。

ふき取り化粧水

中には化粧水の前に必ずふき取り化粧水を使うという方もいらっしゃるでしょう。

コットンに化粧水をしみこませて肌に滑らせると、多少は汚れが取れるので効果はあります。しかし、こちらも肌への摩擦が気になるので、いったんやめてみると良いかもしれません。

そうすると、ふき取り化粧水をしなくても肌に全く影響がないことに気が付くことでしょう。

フェイスパック

特に美意識が高い方は、フェイスパックを毎日される方もいらっしゃるでしょう。しかし、中にはパックをすることで、美容成分が肌に突然入りすぎてしまうことで肌荒れをしてしまう方もいらっしゃいます。

このフェイスパックをやめてみた結果、化粧水のみでも十分に肌が綺麗に保たれるということに気が付くことでしょう。

乳液

毎日のスキンケアの中で、化粧水の後に必ず乳液を取り入れている方もいらっしゃると思います。

しかし、肌の状態にもよりますが、保湿をしすぎるのは逆に肌荒れを及ぼすと思いやめてみた結果、肌への影響は全くなく、逆に肌の状態が良くなる方もいらっしゃることでしょう。

美容液

スキンケアにとてもこだわっている方の中には、美容液を使い分けている方もいらっしゃるでしょう。しかし、美容液も乳液のケースと同じで、肌への過剰な保湿が肌トラブルにつながるので、やめてみた結果、肌の状態が良くなります。

このように、とりあえずなんでも塗っておいた方が良いというわけでもないですね。

試してみたいシンプルなスキンケアステップ

試してみたいシンプルなスキンケアステップ

一度に全てのスキンケアをやめてみるのは抵抗があると思われる方は、今回おすすめする必要最低限のスキンケアステップを参考にしてみると良いでしょう。

シンプルなスキンケアを用いることによって、経済面でも楽になりますよね。時間も節約されるので、朝はよりゆっくりした準備に取り掛かれますし、夜はすぐにベッドに入って寝ることができます。

人によって様々なメリットがあるので、一つでも多く取り入れてみると良いでしょう。

クレンジング

クレンジングは、クリームタイプ、オイルタイプなど様々なものがあります。

それぞれに人の肌質によって使い方は変わりますが、もし少しでも時間を節約させたいのであれば、おすすめなのはオイルタイプです。なぜなら、オイルタイプは他のタイプと違って洗浄力があるのが理由の一つですが、その分肌に刺激を与えやすいからです。

しかし、オイルの中でも「油脂系オイル」というものを使えば、一般的なオイルよりも乾燥しにくいため、購入の際には意識して、成分表示ラベルを見てみると良いでしょう。

とはいえ、オイルクレンジングだけでなく、クレンジングには肌に必要な皮脂まで落としてしまうので、十分な保湿は心掛けるようにすると良いでしょう。オイルクレンジングは、メイクの汚れだけでなく、角質まで溶かして落とすことも期待できるのでおすすめです。

また、マスカラやリップ等もコットンにしみこませて肌の上に乗せることで、浮かせて落とすこともできます。

洗顔 

クレンジングでは、肌表面に乗ったメイクや外気中のごみを落とす役割がありますが、洗顔では毛穴の詰まり等を落とす役割があるので、欠かせないステップの一つにはなります。

定期的に洗顔を行うことで、毛穴に古い角質や皮脂汚れの詰まりによる肌トラブルを防ぐことができます。しかし、洗顔料の主な成分となる界面活性剤は、肌に負担をかけてしまうのは事実です。

そのため、洗顔の後には十分な保湿をすることを心掛けると良いでしょう。

洗顔料を選ぶ際には、香料・防腐剤・合成色素などが含まれていない無添加のものを選ぶと良いでしょう。肌への刺激をかけたくないという方には、脂肪酸カリウムと脂肪酸ナトリウムだけを利用した純石鹸をおすすめします。

化粧水

化粧水は、洗顔やクレンジングで必要な保湿成分まで落としてしまう際に必須なアイテムとなります。

ここでは、失われてしまった水分を十分に補い、肌の保湿を守る働きがあります。化粧水にもしっとりしたものとサラサラしたものがありますが、ご自身の肌の質に合ったものを選ぶと良いでしょう。肌が乾燥しているのにもかかわらずサラサラしたものを使用すると、効果は薄くなります。

同様に肌がべたべたしている状態でしっとりした化粧水を使うことで、過剰な水分による肌トラブルを招きますので、今の肌質にあった化粧水を選ぶと良いでしょう。

化粧水は毛穴が開いた状態でないと入りにくいため、あらかじめ洗顔等で毛穴を清潔にして開いた状態で化粧水を入れると良いでしょう。

ここでは毛穴が開いた状態のままになっており、水分が蒸発しやすいため、クリームや乳液で蓋をすると良いでしょう。ここで注意をしたいのは、クリームや乳液は保湿のためのものではないということ。

これらの主成分は油になるので、むやみに使用すると毛穴がふさがって炎症が起きやすくなってしまいます。どのアイテムでもそれぞれの役割を知ったうえで使用するのがポイントになりますね。

日焼け止め

肌を老化させてしまう一番の原因は「紫外線」です。

実は紫外線は室内にいても当たります。パソコンや画面から出るもの、またはライトから発するものも肌には影響するのです。

紫外線を浴びることで、メラニン色素が発生し、それが肌のシミなど色素沈着を招く要因になります。特に肌が敏感な方や乾燥が気になる方は、紫外線によって肌のバリア機能が低下しやすくなるので注意すると良いでしょう。

紫外線は浴びてすぐに肌に影響が出るわけでもなく、10年、15年後に表面に出てくるので注意が必要です。そのため、日焼け止めはできれば毎日塗ることをおすすめします。

ただ、日焼け止めの「におい」や「つっぱり」が気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方には日焼け止めの購入の際に、「日中用美容液」と表記されているものを選ぶと良いでしょう。これは、日焼け止めの特有のにおいや、つっぱり感が比較的少ないものになります。

また、白浮きがなく、さらっとしたものが多いのでおすすめです。

一度お試しあれ

これを機に、日々のスキンケアをシンプルにしたり、余計だったものを手放してみると良いかもしれませんね。肌は本来は守る機能が備わっていますから、その力を再び呼び起こすと良いかもしれません。

ぜひこの記事を参考にして、より健やかな日常を実現させてみてくださいね。