スキンケアは女性だけのものではありません。実は男性の方が女性よりも油分の分泌量が多いのでスキンケアはとても重要です。この記事では全男性に試していただきたい季節ごとのスキンケアについてお話していきます。是非参考にして少しでも早くよりみんなが憧れる美肌を目指していきましょう。

メンズ肌と気候にまつわるポイント

季節の変わり目、職場の変化やライフスタイルの変化など人間は変化が伴うと同時に肌もゆらぎがちです。なぜなら、変化には強いストレスが掛かるのでホルモンのバランスが乱れてしまいます。しかし、その変化に合わせてスキンケアも変化を加えると、肌トラブルから避けることだって可能です。以下の方法を参考に、少しずつできそうなスキンケアから始めてみることをおすすめします。

洗顔はとことんやさしく

肌が脂っぽかったり、肌荒れやニキビができていたりするとどうしてもゴシゴシと顔を洗いたくなってしまうもの。しかし、ゴシゴシと肌を擦ることで更に肌荒れを招く恐れがあります。また、肌表面にある角質や余分な皮脂まで洗うことで、肌に必要な水分や油分まで奪ってしまうので乾燥を招く可能性が高くなります。そのようなことを防ぐためにも、洗顔の際には洗顔ネット・泡だて器を用いてふわふわの泡を作り、肌の表面に載せコロコロと転がすように汚れを絡めとる様に意識すると良いでしょう。肌は元々ティッシュペーパーほどの厚みしかないのでゴシゴシ擦るとイメージするとすぐにダメージを受けることが分かるかと思います。しかし、肌になるとどうしてもイメージがわきにくいのでこの情報を洗顔する際に意識するだけで洗顔の仕方が変わっていくので、覚えておくと良いでしょう。

油分が多いからこそ化粧水で保湿を

油分が過剰に分泌していて肌がべたつく原因は、実は肌の乾燥にあります。肌に十分な皮脂がないからこそ、皮脂をたくさん分泌させようとするので肌がテカっているように感じるのです。だからこそまずは化粧水で肌にしっかりと水分を届けるようにすると良いでしょう。特にメンズは日中で外のアクティビティ等で日差しをたくさん受けるので紫外線によって水分がどんどん蒸発しやすくなっています。外でスポーツ等を行い、特に紫外線を受けた日には意識して通常よりも多めの化粧水を使うなど工夫が必要になります。野外だけでなく室内でもテレビや蛍光灯の光といった紫外線の一種や、窓ガラスから透けている紫外線を浴びているので毎日紫外線対策をとることをおすすめします。

化粧水の後はクリーム等でカバーする

毛穴に化粧水を含ませた後は、毛穴から水分が蒸発しやすい状態になっています。それを防ぐために、クリームや乳液等を上から塗ってカバーすると良いでしょう。水分の蒸発を防ぐとともに、肌の油分の比率を整えるのでバランスが良くなります。面倒だからといってこの工程をのぞきがちですが、化粧水の効果を促進させるためにもきちんと行うと良いでしょう。更に乳液は肌を柔らかくする効果もあるので、ニキビやざらつきといった肌トラブルに効きます。

黒ずみの元になるものは早めに取り除く

梅雨の湿気や気温上昇に伴う汗をそのままにしておくととても危険です。それらが毛穴に侵入することによってニキビの原因になったり黒ずみをもたらす原因になったりするからです。更にしわやシミを及ぼす可能性もあるのでしっかり対策をすると良いでしょう。汗はハンカチやティッシュで優しく抑えてふき取ります。油分に関してはあぶら取り紙が効果的ですが、使いすぎると余分な油分まで取り除いてしまい、乾燥を引き起こす原因になりますので、適度に使うと良いでしょう。1日に1、2回は肌を気にしてみることをおすすめします。

日焼け止めは毎日つける

海や野外スポーツのときだけ日焼け止めを塗ってはいませんか。我々は実は紫外線を毎日浴びています。紫外線を放っておくことでシミになるのはもちろん、老化を進行させる原因にもなるのです。室内の中にいても、パソコンやテレビから発するライトも紫外線の一種になります。男性肌は女性肌よりも厚みがあるので、紫外線による肌トラブルが表面に出るまで時間がかかりますが、気づいてからでは遅いので、早めの対策をしていくと良いでしょう。

季節別の肌質の変化について

肌は季節によって変化します。季節によって温度や湿度は様々なので、今まで使っていた化粧品が突然合わなくなった経験がある方もいらっしゃると思います。そこで、ここでは季節によって肌はどのように変化するのか具体的にお話していきます。この肌の変化に合わせて化粧品やスキンケア方法を変化させることが、より美肌の状態を維持させるキッカケの一つになります。

春は敏感肌になりがち

冬の乾燥を引きずり、バリア機能が整っていない状態で紫外線が強くなる春を迎えるので、肌はどうしても敏感肌になりがちです。更に、気をつけたいのが花粉・PM2.5・黄砂といったアレルギー症状です。これらは肌に炎症を及ぼし、痒みや赤みを招きます。それらを防ぐためにも、春は特に低刺激のものをスキンケアに取り入れると良いでしょう。

夏はテカりや乾燥に注意

湿度が高い夏は皮脂の分泌量が活発になりやすいので、テカりが気になる季節になります。しかし、紫外線やエアコンの風で乾燥をしやすくなっている環境もあります。そのため更にテカリの原因にもなります。その面ではスキンケアにおいては保湿も必要ですが、日中の日焼け対策や、汗や皮脂をそのままにしないといった対策も肝になります。

秋の肌は老化が進みやすい?!

秋の肌は、夏の背外線によるダメージを受けた状態になっているので、とにかく栄養を補給することが大事です。ここでは特に美容液を用いて、紫外線による肌の老化を防ぐと良いでしょう。同時に季節の変わり目によるホルモンバランスの乱れからバリア機能が劣るので、肌トラブルが起きやすくなっています。そのため、アンチエイジングを行いながら、潤いもしっかり与え、適度なピーリング等を行い角質の状態も整えていく意識をしてみるといいでしょう。

冬の肌はかさつきやすい

冬になると一気に温度が下がり、湿度も下がります。そうすると一番気にしたいのが肌の乾燥です。冬はとにかく保湿を徹底すると良いでしょう。化粧水を使った後は必ずクリームや乳液等で蓋をします。そうすることでバランスよく保湿をすることができるので意識すると良いでしょう。

季節別の化粧水

季節によって肌は変化することをお話ししましたが、ではそれに伴いどのような化粧品を使って行けばよいのかお話していきます。今回はスキンケアの中でも特に重要な化粧水にフォーカスしていきます。肌の理想の状態は、赤ちゃん肌のようなプニプニと水分がたっぷりと含まれた状態です。肌を清潔にした後の水分補給として化粧水は欠かせませんが、季節に合わせた化粧水とは一体どのようなものなのか解説していきます。

春は低刺激で保湿力の高いものを

肌が敏感になりやすい春はとにかく低刺激なものがおすすめです。抗炎症の効果があるアラントイン・グリチルリチン酸が配合された化粧水を選ぶと良いでしょう。更に、春の紫外線による乾燥を防ぐためにも保湿成分がしっかり入ったものもおすすめです。保湿効果のあるヒアルロン酸・セラミドが入っているか表示ラベル等で確認してみると良いでしょう。

夏はさっぱり成分が入っているものを

室外では蒸し暑く汗や油分が気になりますが、同時に紫外線や室内のエアコンの風による乾燥のダブルがある夏は潤い成分も入っているシトラス系のスッキリした化粧水がおすすめです。夏場で一番気になる紫外線をガードさせるためにも日焼け止めを使いますが、それには肌の水分をキープさせる効果もあるので、めんどくさいからと決して使わないことなく常備することをおすすめします。

秋は低刺激でより保湿力が高いものを

紫外線を特に浴びた後に迎える秋はアンチエイジングが気になる季節でもあります。しかし、年齢問わずにいつまでも若々しい肌を目指したいところ。そこで、細胞を老化させる活性酸素を発生阻止する成分が入っている化粧水がおすすめです。それらはビタミンE、ビタミンC誘導体、レチノール、アスタキサンチンといった成分が該当します。更に、秋も紫外線が強いので、乾燥対策として保湿力が高めの化粧水を選ぶと良いでしょう。

冬はとにかくしっとりしたもので保湿を

冬は、肌に元々備わっている保湿成分が奪われやすいです。それらにはアミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドが等が該当します。そのため、これらが含まれている化粧水を選ぶことをおすすめします。化粧水を塗る前に、肌表面にある空気中のごみやアレルゲンをのぞくためにしっかり洗顔を行うと良いでしょう。洗顔ネットや泡立て器を用いてふわふわの泡を作り、肌表面を転がすように洗います。毛穴が清潔になったうえで化粧水を使うと効果が倍増します。化粧水を入れた後は水分が蒸発しやすいので、クリームや乳液等で蓋をすると良いでしょう。ここまでの過程をしっかり踏んでいくことが美肌へのカギとなります。

季節に合わせたスキンケアで美肌男子へ

これまで季節による肌変化から、季節に合わせたスキンケアグッズに関してお話していきました。これまでなんとなく変化を感じていたけど、実際記事として見ることでモヤモヤが晴れて頂けたと思います。是非この記事を参考にして季節に負けない、ずっと綺麗な肌を手にしてくださいね。